届かない言葉に涙を落とす。 |
K。 |
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貴方が好きなのだとどんなに告げたところで、その視線は届く筈もなく、その焦がれる横顔を見て私は漕がれる。 その視線を先を思い、私は涙を落とす、でもその目をそらす事も伏せる事もない。 貴方のその姿はあまりに美しい、貴方の焦がれる姿はあまりに切ない。 視線を反らせる筈もない。 その視線が此方に向く事はなく、私もまたそれをどんなに思い知ったところで、私は貴方に焦がれるのを止める事はない。 貴方に届かない言葉、貴方が気付く筈もない私の想い。 私は私を想い、貴方を想い、涙を零す意味すら分からないまま、唯涙を落とす。
| 7/17(Sat) 23:25 No:346
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