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ただ、紅だけが広がっていく...
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其処はいつも桜の花が咲き乱れていた K。

其処はいつも桜の花が咲いていた。
「お帰りなさい、お疲れさま」と微笑む姿と共に。
季節は巡り、桜は散り、桜の花の代わりに白い雪が降るようになった頃。
その姿は消えた、いや、違う。
近付いてみれば、白い雪の中にすっぽりとその姿は埋もれてしまっていた。
慌てて、その名前を何度も叫びながらその白い雪を掻き分けた。
呼ぶ声に微かに震えた瞼、ゆったりと開かれる目に心底安堵を覚えた。
何をしているのですか!?と怒鳴り付けた、でもその夢心地の目、微かに開かれた唇。
声はか細く、告げられたのはとても悲しい愛の告白だった。
驚きで思考が真っ白に染まる。
解ってる、と涙を零しながら、この想いが叶う筈はないとそう告げるか細い唇。
告げられたごめんね、と閉じられていく瞼、それに気が付いて、再度名前を呼んで、その身体を抱きしめて叫んだけれど、彼と同じ愛の言葉は如何しても出て来なかった。
叶う筈の無い愛だと言っていた、確かにその通りだった。
だって自分は彼を愛してなどいなかった。
それでも、涙が溢れて止まらないのは。


7/18(Sun) 20:10 No:347 [res]





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4/21(Sun) 11:28 No:999 [res]




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