ちなみに−0.1MPaまで真空を引く理由についてですが・・・。 あんまりこだわっても仕方ないと思います。 真空引きは、配管内の乾燥が目的で、配管内の空気に含まれる水分を気化して排出する作業です。
通常、1気圧での水の沸点は100℃です。ゲージマニホールド上では1気圧を0基準にしていて、ここから−0.1MPaまで引くと沸点は−68℃になります。
地域や時刻によって気温が変わりますが、東京でしたら、例えば気温10℃と仮定すると、−0.0986MPaまで引けばここが沸点になり水分は気化され配管外へ排出されます。
日本で−68℃まで下がる地域があるのかは知りませんが、−0.1MPaまで引けというのはそういう意味になります。 ちなみに気温20℃では沸点までは−0.0976MPaです。 つまり、マイナス0.00××MPaの違いで沸点が大きく変わってくるのですが、ゲージで読み取ることは不可能なのです。
|