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2008年8月7日 (木) 淳一


毎日が週末のような生活。 
今日は知り合いと一緒にサンレモの先にある廃墟、ブッサナヴェッキア村に行く。 
この村はかつて地震があったときに、あまりの被害のひどさに、村人は岡の上の村を捨て、下のほうに新しい村を作ったという幽霊村である。

前に行ったのはすでに6−7年前になるかもしれない。当時、村の入り口にトラットリアが一軒あり、村の中には勝手に住み着いたといわれる芸術家が、生活の片手間に自分の<作品>を売っている店が2−3軒しかなかった。

しかし、今回行ってみると、村中、どこの家にも住み着いた人の気配がして、新興宗教の信者のような髪を振り乱した男や女が道を歩いていた。
レストランやBAR、B&Bまでできていた。村の上にある崩れ落ちた教会は、復旧作業をしているのか、鉄の足場まで組んでいるではないか。タダで住めるからなのか、以前に比べてずいぶん人口が増えた。

指輪やアクセサリーなどつまらない小物を売っている店をちょっと除いてみると、窓の向こうは眺めが開けていて、モナコのボクのうちの眺めよりよほどしゃれた眺望のあるアパートで、電気・水道もあるし、生活している以上下水もあるに違いないーー。すっかり村人が権利を主張するコミューンになっている気配だ。
勝手に住み着なれないように、ということか、残っている誰もいない廃墟の入り口に鍵がかかっている不思議ーー? 数年前とはずいぶん印象が違う。

イタリアのリグリア地方には、ここ以外にも面白い場所がある。
<次にはセボルガ公国にも行こう> と、週末の木曜日の一日を終える。

2008/8/8(Fri) ...No.885

2008年8月14日(木) 淳一


ニースのレストラン<ラレゼルヴ>に行く。

 ニースの旧港からちょっとモンボロンのほうに行ったところ。海のほとりの大きな建物にレストランができたのはさほど昔のことではない。
ジュニトルマネンという北欧のシェフががんばっている。
 テラスの席に座ると、ニースの港への出船入船が見えるし、遅い日の入りと夕焼けがロマンチックだ。


モナコでは、いよいよモナコに住む人が夏休みでいなくなっている。
知り合いのデンマーク人は2ヶ月も里に帰るといって7月頭からいないし、かろうじて残って事務所を開けていたような知り合いも、見事にみんないなくなる。 同じアパートの顔見知りに地下倉であったら、彼もスーツケースを用意し、これからヴァカンスに出るという。

そういうボクも今日の午後から日本への出張。

日本の知り合いからは<蒸し暑くて死にそうだ>といわれながらも、過ごし易いモナコから日本に向けて出なければならない。
まあ日本では、あれも食べてこれも食べてーーと、日本食を満喫することになるだろう。
モナコではビールなんか年に1・2度しか飲まないけれど、日本ではビアホールにでも行ってーーーー。

2008/8/14(Thu) ...No.886

2008年 8月25日 月曜日 淳一

久しぶりの日本。 東京での目の回るような一週間が終わって、岡山の田舎でゆっくりしている。
普段のモナコの生活から日本に来るといろいろなことが新鮮に思えてくる。

まず成田の空港で思うのは、<日本人が多いなあ>。 
どちらを向いてもいるのが日本人で、しゃべっている言葉が全部日本語というのは不思議だ。普段、相手にはわからないだろうと隣の人のことを平気で批判したり、思っていることをそのまま言葉に出す生活に慣れていると失敗のもとである。

ホテルに行くと、玄関にもホールにも日本人のホテル従業員であふれている。その一人ひとりが客に向かってお辞儀をして<いってらっしゃいませ> <おかえりなさいませ> とくるのが、ちょっと重い。フランスやスペインのようにあまり放っておかれると困るものの適度な距離感がない。

部屋にはいるとスリッパやガウン、ゆかた風の寝巻きまで置いてあって至れり尽くせり。風呂場には歯磨きにシャンプー、爪のやすりから耳そうじの綿棒、口の洗浄剤まで置いてある。

シャワーを使うと鏡が曇らないような工夫がしてある。トイレに座ると便座があたたかいし、すぐに水が流れてオシッコの音が消える。ウンコしても無臭になるよう排気してあるので今日の健康状態がわからない。
肛門シャワーのスイッチがワイヤレスで、<ムービング、強弱、温度> の設定ができる。
ホテルのアナルマッサージなんて世界中のどこでも見たことがない。
いろいろなスイッチを押してみながら、恍惚として ああ日本!
2008/8/25(Mon) ...No.887

2008年9月1日(月)淳一
岡山でのだらだら一週間。

ボクの母親は墨絵や書道の趣味を持ち、合間に畑仕事で肉体を鍛えている。知り合いの外国人がうちに来ると、単なる農民だと思ったお婆さんが芸術的な営みをしているのをみて驚いているが、日本人なら誰でも
<老後は俳句でもひねって–--> となるところだ。

母親をつれて地元岡山の美術館をめぐる。 倉敷の大原美術館、井原の田中(デンチュウ)美術館、華とり大塚美術館――。 
<こんな田舎に良くできた>と思わせる立派な絵画コレクションと豪勢な建物である。 
岡山人の美意識おそるべし。

帰る途中、日本の田園風景の中を走っていると、おもしろい命名がある。

鳥越(取り越し?)病院。すぐには行きたくない病院。
中古車屋<イケイケオート>。 故障知らずでどこにでも行け行け。
ご休憩 CoCoホテル。<今どこにいるの?><ここにいるーー!>
伊丹(イタミ)歯科。 怖い!

岡山人の美意識おそるべし
2008/9/2(Tue) ...No.888

2008年9月7日(日) 淳一

湿気と暑さの日本から、モナコに帰ってきた。ヨメと子供も3日遅れで帰ってきた。
ちょっとモナコの町に出てみると4−5人の知り合いと道で会う。
9月に入ったモナコには、8月あふれていた観光客が減り、地元民が長いヴァカンスから帰ってきているのだ。お陰でモナコの道は日中でも渋滞で、レストランに行っても、スーパーマーケットのカルフールに行ってもたいへんな人ごみだ。
公立の学校は明日が始業式。うちの子供は私立なのであさってから学校が始まる。朝晩の交通渋滞も再び始まるはずだ。

この夏の中国のオリンピックは何も見なかったし、アメリカの大統領選挙も関心がない。
アメリカで選挙してみたところで電子投票装置で自由に票数が変えられるのだったら意味がないではないか。 ボクの予想では、全アメリカで11月までスペクタクルのように接戦が繰り広げられて、世界中のみんなをはらはらさせて、ボクとしてはオバマに課って欲しいところだがーー、結局小差でマケインが勝つことになる。オバマの負け因は、やっぱりクロンボだから。アメリカ頑固な農民が許すはずがない。
2008/9/8(Mon) ...No.889

2008年9月15日(月)KUMI
 日本から帰ってきて10日なのに、もう日本の生活は遠い昔のように目まぐるしく毎日が過ぎる。
 9月は新学年、学校の教科書、文房具品などを揃えなくてはならない。教科書は配給制ではないので個人で本屋さんへ買いに行く。日本へ帰る前にほとんど買ったが入荷されていなかったのもあり、「予約をお願いします」というと、「いくらでも入荷されるからその必要は無い」という言葉を信じたのが間違い。(さっそく、こちら風のいい加減差に遭遇)
 「1週間以上、入荷しないわよ」と同じ店員が平気な顔で言う。
仕方が無いのでニースへ行き何軒かたらい回しにされた後やっとゲット。
 ノートなども升目の大きさページ数など細かく指定され、なんだかんだと子供2人分であっという間に数百ユーロが飛ぶ。
 全ての教科書に透明カバーを掛けるのが規則。ノートも色指定されたカバーを掛け名前を書いたりして作業を終える。
 校外活動の申し込みもこの時期に集中。逃すと途中入学できないものが多い。イッセイとセシルの活動内容も時間も年々違ってくるので送り迎えも大変!
 優雅なモナコライフ!までは、ちょっと遠い・・・。
  
2008/9/16(Tue) ...No.890

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