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▼二年金成 RES
夏休み課題 11〜20

11『伏 鉄砲娘の捕物帳』(映画)
原作 桜庭一樹 監督 宮地昌幸
山で一人暮らしていた猟師の浜路は兄と共に暮らすために江戸へとやってくる。江戸には人を襲う伏と呼ばれる化け物が存在し、懸賞金までかけられていた。道に迷っていたところを不思議な青年に助けられた浜路はやっと兄と再会し、伏狩りをすることになる。
全体的に色彩豊かな作画であり、表と裏を強調して描いていたように感じた。登場人物の内面世界もたびたび描かれ、真っ黒な背景に鮮やかな花で表現されていてきれいだった。江戸時代という設定だと思われるが、人物の服装や髪型からそこまで厳密なものではないと考えられる。少し物語の展開が突然に感じることもあり、一度見ただけで理解するのは難しいと思う。

12『ユーリ!!!ON ICE』(アニメ)
原案 久保ミツロウ×山本沙代
監督 山本沙代
グランプリファイナルで惨敗し、引退を噂されていたフィギュアスケート選手の勝生勇利。ある動画をきっかけに勇利に興味をもったロシアのリビングレジェンドと言われる選手、ヴィクトル・ニキフォロフがコーチとしてやってくる。憧れのヴィクトルをコーチに迎え、勇利はグランプリファイナル優勝を目指していく。
主人公の勝生勇利は実力はあるがメンタルが弱い選手である。そんな勇利がヴィクトルの指導を通して徐々に自信をつけ成長していく姿が魅力的な作品だと思った。勇利が今まで自分を支えてくれていた「愛」に気づき、グランプリファイナルで金メダル
を取ると宣言したシーンは勇利の成長が見られるシーンの一つである。他の選手たちもそれぞれ自分の夢や信念を表現して滑っていて、主人公以外にもしっかりスポットを当てているところも魅力だと思う。

13『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』(映画)
原作 榎宮祐 監督 いしづかあつこ
唯一神の座をめぐった激しい大戦が行われるなか無力な人間たちは何とか生き延びようとしていた。人間のリーダーであるリクはある日機械の少女、シュヴィと出会う。二人は力を合わせて大戦の終結を目指す。
機械の少女シュヴィは心を知るためにリクと行動を共にするようになる。シュヴィがリクとの対話や行動を通して心を理解し、心をもつようになる過程がこの作品の魅力だと思う。またキャラクターの瞳の描き方が印象的だった。特にリクは分かりやすく、心をすり減らしていたり、絶望している時には瞳のハイライトが消え、逆に喜んだり希望をもったときには目に光がともっていた。シュヴィが心を知ると同時にリクも心を取り戻していく様子がよく表現されていた。

14『名探偵コナン 絶海の探偵』(映画)
原作 青山剛昌 監督 静野孔文
イージス艦の公開演習を見学するために乗り込んだコナンたち。しかしそのイージス艦から死体の一部が見つかる。調査をするなかでイージス艦にはある国のスパイがいるということが分かる。
エンディングでアニメ映像だけでなく実写映像も使われていたのが印象的だった。実際のイージス艦や自衛官が最後に登場することで、作品のリアリティがでていたと思う。内容も国家機密を狙ったスパイがいるというものだったのでありえそうだなと感じた。ギャグとしての小物だと思っていたものが最後に重要な役割を果たしていて、伏線がきちんと描かれているのがよかった。警察や自衛隊など様々な組織が協力して事件を解決していたところもみどころだと思う。

15『憂国のモリアーティ』(漫画)
原案 コナン・ドイル 構成 竹内良輔
漫画 三好輝
シャーロック・ホームズのライバルとして登場するモリアーティ教授を主人公とした作品。モリアーティ教授が犯罪卿となった理由や生い立ちが語られている。
この作品におけるモリアーティ教授はダークヒーローだと言える。市民を虐げる貴族たちを倒し、平等な社会をつくるために犯罪という手段をとっているからだ。私はコナン・ドイルによる原作を読んだことがないためモリアーティ教授の原作における立ち位置は分からない。しかし単なる悪役として考えられる人物ではないと思った。原作ではシャーロック・ホームズが勝利するし、この作品においても同じ結末を迎えるような描写があった。原作と同じ結末を迎えるのか、同じであっても新たな解釈が加えられるのか気になる。

16『月刊少女野崎くん』(漫画)
著者 椿いづみ
大好きな野崎くんに告白した佐倉千代であったがなぜか少女漫画のアシスタントをすることになっていた。実は野崎くんは少女漫画家だったのだ。
4コマのギャグ漫画である。少女漫画家でありながら乙女心が分からない鈍感な野崎くんと、そんな野崎くんのことが好きすぎる佐倉を中心とした物語。登場するキャラクターはそれぞれ個性的であり、場面ごとにツッコミ役とボケ役が変わる。恋愛色が強くなる場面もあるが基本ギャグで終わる。いつになったらカップルが誕生するのかと笑いながら微笑ましい気持ちで読むことができる作品である。

17『夏目友人帳』(漫画)
著者 緑川ゆき
妖怪を見ることができる少年、夏目貴志は幼いころに両親を亡くし、親戚中をたらい回しにされていたところを遠縁の藤原夫妻に引き取られる。ある日妖怪に追いかけられた夏目はとある妖怪の封印を解いてしまう。亡き祖母の遺品である友人帳について教えられた夏目はその妖怪、ニャンコ先生を用心棒として妖怪たち、そして妖怪に関わる人たちと交流していく。
人と妖怪の交流を描いた作品。切ない話も多いが心暖まる話も多い。妖怪が見えることで周囲の人たちから嘘つき呼ばわりされることが多かった夏目が、自分を受け入れてくれる人や同じように妖怪を見ることができる人と出会う。その人たちとの交流を通して夏目が自身の世界を広げていく様子が丁寧に描かれているのが良いと思う。また夏目には妖怪の友人もいる。妖怪との交流も大切にしていることが感じられる。

18『虚構推理』(漫画)
原作 城平京 漫画 片瀬茶柴
岩永琴子は幼いころに怪異たちの知恵の神となり片目と片足を失った。ある日琴子は通院している病院で出会った青年、桜川九郎に一目惚れする。しかしその青年は怪異たちからなぜか恐れられていた。
琴子と九郎の二人が怪異関係の事件を解決していく物語である。しかし怪異とのバトルシーンや琴子、九郎、九郎の元恋人の紗季の三角関係など推理以外の要素も多い。そのため推理ものに興味がない人でも楽しめる作品だと思う。特に琴子、九郎、紗季の会話がテンポ良く進む様子がおもしろい。ラブコメのような雰囲気もある。推理ものだからか説明やセリフなど文字が多いのでとても読みごたえがある。じっくり読みたい作品だ。

19『劇場版PSYCHO-PASS』(映画)
総監督 本広克行 監督 塩谷直義
人間の心理状態や性格傾向を計測し、数値化することができるシビュラシステムが導入された近未来の日本。シビュラシステムによって犯罪係数を測定し、基準値を越えると潜在犯として隔離されることになる。主人公の常森朱は潜在犯などの犯罪者を取り締まる公安局に勤めていた。ある日密入国者を捕縛したところ、彼らと朱のかつての同僚である狡噛慎也が関係していることが分かった。朱は狡噛を追ってSEAUnというシビュラシステムが輸出されている国に向かう。
テレビアニメとして放送されていた『PSYCHO-PASS』の劇場版。アニメ二期から繋がる物語となっているため劇場版の前にテレビアニメ版を見ておく必要がある。テレビアニメ版と同じく正義とは何かを考えさせられる内容だった。シビュラシステムの統治下においては職業から結婚相手に至るまでシステムが自分に合ったものを選んでくれる。日本ではすでにそういった社会が受け入れられ平和を維持しているが、SEAUnではまだ反発する人々が多く、内戦が続いている。平和のために自分で選択することを放棄するのか、それが幸福なのか、と自己選択や幸福の形についても考えさせられる哲学的な作品だと思う。

20『パプリカ』(映画)
原作 筒井康隆 監督 今敏
他人の夢を共有することができる機械DCミニを使ってカウンセリングを行っている千葉敦子(パプリカ)が主人公。ある日DCミニが何者かに盗まれ悪用されてしまい、人の精神崩壊を引き起こす事件が発生する。敦子は開発者である時田浩作たちと事件解決を目指す。
現実と夢の境界が曖昧になり、現実がどんどん夢に侵食されていくという内容だった。登場人物だけでなく視聴者も現実の出来事なのか夢の出来事なのか分からなくなってくると思う。実際作中で夢から覚めたと思っていたら実際はまだ夢の中だったということがあった。完全に現実のことだと思っていたので登場人物とともに驚かされた。夢の中では神話や童話、実在する映画のパロディのような表現がされることもあり、元ネタを知っているとより楽しめる作品だと思う。
2018/9/20(Thu)23:30 ...No.1641
▼TA平野
『名探偵コナン 絶海の探偵』でイージス艦が登場することについては須藤 遙子『自衛隊協力映画 『今日もわれ大空にあり』から『名探偵コナン』まで』で触れられています。自衛隊が協力していることが作品のリアリティを高めて面白さに貢献していることも確かですが、また別の見方もできるかもしれません。
2018/10/18(Thu)09:43