No.1718の記事に対する返信になります

Name
Mail
URL
File [ReadMe!!]
Align left right under none
Text
Pass
▼三年 白井 RES
夏休み課題21〜30
21.『本能寺ホテル』(映画) 監督:鈴木雅之 脚本:相沢友子
主人公、倉本繭子は務めていた会社が倒産し、無職になってしまう。そんなある日、繭子は交際している吉岡恭一からプロポーズされ、流されるまま婚約する。
そして、繭子たちは恭一の両親に会うため実家の京都を訪れる。しかし、元々予約していたホテルは手違いで泊まることが出来ず、途方に暮れていた所、「本能寺ホテル」というホテルを見つけそこに泊まることにする。しかし、繭子が泊まったそのホテルは摩訶不思議なホテルでエレベーターに乗りながら金平糖を口に入れると戦国時代の京都にタイムスリップしてしまうホテルだった。そして彼女の前にはあの織田信長が現れる。現代と戦国を行き来するヒロインが歴史的な事件にどう絡んでいくのかが見どころである。
織田信長、そして本能寺の変という日本人なら誰でも知っている歴史上の史実を題材にしていたので理解しやすかった。また、この作品は単純にタイムスリップものとして楽しむだけではなく、やりたいことが分からず、主体性が持てないヒロインが織田信長達との交流し、彼らから刺激を受けることで最終的に自分がやりたいことを見つけ出すというテーマも含んでいるのでヒロインの成長の物語になっている。歴史好きでもそうでなくても楽しめる作品である。

22.『ハッピーフライト』(映画) 監督、脚本:矢口史靖
航空業界で働く人々をコミカルにそして時には現実的に描いた作品。旅客機が機体異常で引き返し、無事緊急着陸するまでのトラブルを描く。主人公は新人CAの斎藤悦子だが、その他にも航空業界で働く様々な人々が登場する。例えば操縦士の鈴木和博、グランドスタッフの木村菜採、整備士の中村弘樹など航空業界に関わる様々な役職の人物が登場し、日々起こるトラブルや苦労、そしてプロとしての仕事の情熱などを垣間見えるのがこの作品の魅力の一つだと思う。私たちが安心安全に航空を利用し、海外などに行くことが出来るのはこういった方々がいるお陰だと痛感した。作品自体は比較的コミカルに作られているので大変見やすく面白い作品だった。

23.『過保護のカホコ』(ドラマ) 脚本:遊川和彦
ヒロインの根本加穂子は、大学卒業を控えた22歳。もう立派な大人にも関わらず、全ての行動を親任せにする過保護の性格を持つ超箱入り娘だった。外泊はおろか自分で買い物に行ったこともない。挙句の果てには今日着る服も母親の判断なしには決められない。そんな彼女がカホコとは正反対の青年、麦野初との出会いを機に人生を一変させていく。
主人公カホコが兎に角過保護で、年齢は重ねているものの中身は子供のままで何でも母親任せというのは怖いと感じた。また、カホコがそうなってしまったのは母親のせいであり、母親が子離れできていないからである。毒親には様々な種類があるが、カホコの母も一種の毒親であると感じた。母親は子供に愛情があるからこそ子供の自立をサポートしてあげなくてはならないと思った。この作品はカホコの成長、そして初との恋愛、家族の絆など様々な要素が盛り込まれており、笑って泣ける作品になっている。老若男女に受ける作品になっていると思う。

24.『舟を編む』(アニメ) 作者:三浦しをん イラスト:雲田はるこ
出版社、玄武書房では中型国語辞典『大渡会』の刊行計画を始めていた。口下手な営業部員、馬締光也は定年を間際に控え、後継者を探していた辞書編集部のベテラン、荒木に引き抜かれ、辞書編集部に移動となった。そこで馬締は持ち前の言葉への強い執着心と粘り強さを生かし、辞書編集者としての能力を開花させていく。
出版社というとキラキラしていて華やかなイメージがあったが、この作品で描かれる編集部は真逆で、堅くて真面目な仕事として描かれていると感じた。また、私自身、わからない言葉があるとよく調べるが、国語辞典はその言葉の最も正確な意味を定義しているため、信頼できるものでなくてはならない。いい加減に調べて載せることがないようにプロの編集者たちが1つ1つの言葉を丁寧に調べ上げていることを改めて痛感した。
この作品は決して派手な作品でも大きなストーリー展開があるわけでもないが、プロとして仕事をする姿勢や、コツコツと努力することの大切さを教えてくれる作品である。

25.『GO』(映画) 原作:金城一紀 監督:行定勲 脚本:宮藤官九郎
在日韓国人の杉原は日本の普通高校に通う高校三年生。ボクサーの父親に触発され、中学までは朝鮮学校に通っていたが、高校からは日本人の学校へ通い始める。悪友たちとケンカに明け暮れる日が続いていたが、悪友の一人である加藤が開いたパーティーで風変わりな少女、桜井と出会い恋に落ち、少しずつ自暴自棄に生きてきた自分の生きざまを見つめていくが、そんな矢先杉原の朝鮮学校時代の友人であるジョンイルが日本人に殺されてしまう。
これを機に在日韓国人と日本人の対立が深まっていく。「在日」というテーマを、少年、少女の恋愛模様を通して描き出していく斬新な作品。
この作品が上映されたのは2001年で、今では在日韓国人といってもそこまで露骨な差別はないように思うが、この作品が上映されたのは2001年で今とは時代背景が異なるので、その頃は今よりも在日韓国人に対しての風当たりが強かったのだろうと感じた。実際ここまでの在日に対しての差別がこの時代あったかどうかは分からないが、少なくとも在日韓国人は自身のアイデンティティに対して複雑な気持ちを抱えていたのだと思うと胸が痛くなった。また、今日、日韓関係が悪化しているのでまた在日韓国人に対して風当たりが強くならなければ良いと思った。色々と考えさせられることが多い映画だった。

26.『コウノドリ』(漫画) 作者:鈴ノ木ユウ
産婦人科医でありピアニストでもある鴻鳥サクラが主人公の産科医療漫画
生まれてくる赤ちゃん全てを笑顔にしたいと望む彼らの姿を描いた作品だが、時には中絶や流産などのつらい現実もリアルに描いている。生命が誕生することが本当に奇跡的なことだということを改めて私たちに教えてくれる感動作。
私は今まで、妊娠したら大概大きな問題もなく普通に赤ちゃんが生まれてくるものだと思っていた。しかし、この作品を見て、新たな生命が誕生するのがどれだけ奇跡的なことかを気づかされた。また、それに関わる産婦人科医や助産師さんたちがどれだけ全力で新しく生まれてくる命に向き合っているかが分かった。私も母親や、サポートしてくれた家族、先生方がいなかったら生まれて来ることが出来なかったので改めて生んでくれたことに感謝しなければならないと感じた作品だった。

27.『謎解きはディナーのあとで』(小説) 作者:東川篤哉
主人公宝生麗子は新人刑事であり、世界的な企業グループの令嬢である。そんな麗子が遭遇した難解な事件を彼女の執事、影山が現場を見ずとも概要を聞いただけで事件を推理し、解決に導いていく作品。本格ミステリーの体裁を取りつつも影山が執事の立場ながら麗子に毒舌、暴言を吐くという場面が見られるのも本作の見どころ。また、麗子の上司である風祭警部とのコミカルなやり取りが見られるなどユーモアたっぷりの作品になっている。
麗子はお嬢様で影山は執事という立場にも関わらず、影山がとにかく毒舌。「この程度の真相がお判りにならないとは、お嬢様はアホでいらっしゃいますか?」や「失礼ながらお嬢様、ひょっとしてお嬢様の目は節穴でございますか?」などの数々の暴言、毒舌が飛び出すのが
面白い。今まで執事というと主に絶対服従のイメージがあったので影山のように毒舌を吐きまくる設定は斬新だと感じた。また本格ミステリーの体裁を保っているのでしっかりと謎解き要素もあり、しかもトリックが大変分かりやすい。ドラマ化もされている超人気作品なので小説を読んだうえでドラマを見るとまた面白い作品だと思う。

28.『家売るオンナ』(ドラマ) 脚本:大石静
主人公三軒家万智は「私に売れない家はありません!」と豪語するほどの超天才不動産屋。
客の抱える様々な問題を察知し、容赦なく関わりながら、家という人生において最大の買い物を型破りな方法や手段で豪快に売りまくる。
この作品は万智の手腕が見どころであるのはさることながら万智の勤める不動産屋、「テーコー不動産」の個性豊かな社員達が登場し、コミカルなやり取りを繰り広げるのも魅力の一つである。最初は万智のやり方に疑問や反感を覚えていた者もいたが、次第に万智のペースに巻き込まれていくのが面白い。特にイモトアヤコさん演じる白洲美加は毎回、万智に雑用などを押し付けられ、酷い目に遭っており、白洲も言い返すのだが万智の迫力に負けてしまうというお決まりの展開が視聴者の笑いを誘っている。基本1話完結型のストーリー展開になっており、毎回顧客が抱える物やニーズが異なっており、今回はどのように万智が家を売るのか予想してみるのも楽しい。

29.『きな子〜見習い警察犬の物語〜』(映画) 監督:小林義則
幼い頃に、警察犬訓練士だった亡き父と警察犬エルフの活躍を見た杏子は自分も訓練士を志すようになる。そして、見習い訓練士となった杏子はラブラドールレトリバーのきな子を警察犬にすることを決意する。警察犬試験に何度も失敗しながらもめげずに挑戦を続ける見習い警察犬とその訓練士を目指す女性の奮闘を描いた感動作。香川が生んだズッコケ見習い警察犬きな子の実話をもとに作られたノンフィクション作品。
警察犬になるには本当に険しい道のりが待っていることがよく分かった。訓練士は言葉が通じない犬を相手に教えることの難しさや上手くいかない時の葛藤などがよく表現されていたと思う。しかし、それ以上にこの作品では犬と人間の絆の深さを感じた。きな子と杏子が互いを思いあい、そして苦難を乗り越えていく姿は涙なしには見られない。優等生ではない一匹と一人が挫折を繰り返しながらも夢を追いかける姿に胸が熱くなる。

30.『凪のお暇』(ドラマ)作者:コナリミサト 脚本:大島里美
節約が趣味の28歳OLの主人公、大島凪は常に周りの空気を読んで周囲に合わせて目立たず謙虚に生きていた。本当はくせ毛の髪を長い時間をかけてストレートに整え、偽りの女子力が高い自分を作り上げていた。しかし、ある日凪を蔑む同僚の悪口を聞いてしまい、さらには隠れて社内恋愛をしている営業部のエース我聞慎二が性的な関係を目当てに凪と交際しているということを聞いてしまい、過呼吸で倒れてしまう。それ以降、会社を辞め、家財を処分し都心から郊外に移住。全ての人間関係を断ち切った凪は引っ越し先のボロアパートの住人達との出会いを機に変化していく。
最初は空気を読みまくり流されるまま生きていた凪が、自分の本当にやりたいことを見つけ、それに向かって真っすぐに一生懸命に向き合っていく姿が印象的だった。
日本人は周りの空気を読みすぎたり、自分の思ったことを素直に言えない人が多いが、本当に大切なのは自分らしく生きることで、誰かの顔色を窺ったりせずに自分のしたいように人生を謳歌した方が楽しいだろうなということを気づかせてくれる作品だった。
また、この作品のもう一つの見どころは凪を取り巻く二人の男性との恋愛模様である。
1人は元カレの慎二。彼は最初は凪のことはさほど好きではないように振舞っていたが、本当は真逆。恥ずかしくて素直に言えなかっただけで、凪に振られた後は号泣し、諦められずにいる超ツンデレ。もう一人は凪の移住先のアパートのお隣さんであるゴンさん。彼はマイペースで穏やかな性格。どこか子供っぽくてとっても可愛らしい。この二人をドラマ版では高橋一生さんと中村倫也さんが演じており、胸キュン間違いなしである。
2019/9/28(Sat)14:14 ...No.1718