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▼三年 田村 RES
夏休み課題1~9

1 『ギヴン』(漫画・アニメ)
著者:キヅナツキ(新書館)
〈あらすじ〉
好きだったはずのギターも面白かったはずのバスケも、くすんで見え始めたある日、上ノ山立夏は佐藤真冬と偶然出会う。日々の生活の中で音楽への情熱を失いかけていた立夏だったが、偶然聴いた真冬の歌が刺さり、2人の距離は変わり始める。

ノイタミナ初となるBLコミックのアニメが現在放送されている。真冬の所属するバンドを中心に、恋愛模様が繰り広げられていく。人より気持ちを言葉にする事が苦手な真冬が、バンド活動を通じて、そして上ノ山との出会いを通じて自身の過去と向き合い、ボーカルとして気持ちを歌で表現していく。最も印象的だったのは真冬が初めてライブに出演した場面である。ここでは昔付き合っていた男の子のことが今でも忘れられず、二度と会えなくなってしまった後悔と寂しさを真冬が初めて言葉にしている。原作ではその想いはただ文字にされているだけで、それだけでも切なさが非常に感じられるのだが、アニメではその想いを込めた歌が実際に歌われていてより一層真冬の抱える罪悪感や寂しさが感じられて、視聴者はせつない感情が込み上げてくると思われる。

2 『アラジン』(映画)
監督:ガイ・リッチー
〈あらすじ〉
ダイヤモンドの心を持ちながら、本当の自分の居場所を探す貧しい青年アラジンが巡り合ったのは、王宮の外の世界での自由を求める王女ジャスミンと、 “3つの願い”を叶えることができる“ランプの魔人”ジーニー。
果たして3人はこの運命の出会いによって、それぞれの“本当の願い”に気づき、それを叶えることはできるのだろうか──?

人気ディズニー映画『アラジン』を実写化した作品である。ストーリーはアニメと似ている部分が多いが、使用されている楽曲がアレンジされていたり、この作品のために新しく作られたりしている。
今作品では、女性の社会進出という問題が描かれているのではないかと考えられる。アニメ版では法律上王子としか結婚できないため、ジャスミンはあらゆる王子とお見合いをさせられていたが、最終的には王である父によって法律が変えられ、アラジンと結ばれる。一方、実写版ではジャスミン自身はかなり自立した女性で、「私が国王になる」と父に伝えるのだが相手にされていなかったが、ラストになると父に勇敢さや行動力などが認められ国王になることを許可される。このように現在問題になっている女性の社会進出が物語に上手く組み込まれており、現代に生きる人々に合わせたラストになっていると思われた。

3 『ライオンキング』(映画)
監督:ジョン・ファヴロー
〈あらすじ〉
動物たちの王国、プライド・ランド。その王として尊敬を集めるライオンのムファサとサラビの間に次期王となる息子シンバが誕生した。シンバ誕生の儀式に大勢の動物たちが集まりシンバを称える。一方、シンバの叔父かつムファサの弟で次期王に選ばれなかったスカーは儀式を欠席し、王になる事ができない自分の立場を呪っていた。

アニメーションではなくCGで全て作られた今作品は、CGだと言われなければ本物の動物で撮影されているように見える程のリアリティあるものだったため、まるでアニマルドキュメントを見ているように感じた。さらに動物たちの細かい表情まで描かれていたため、より一層感情移入しながら鑑賞することが出来た。
“ハクナマタタ”などの様々な考えに触れながら、王としての自覚を持つまでの過程には罪悪感や責任感といったシンバのマイナスな感情が多く描かれていたが、過去と向き合い、スカーと戦うことを決意した後では自信の表れや大切なものを守る意志の強さといったプラスな側面が描かれていることでシンバの心の成長が分かりやすくなっていると思われた。
最先端のCG技術と伝説的なディズニー作品が上手く融合された感動する作品になっていた。

4 『炎炎ノ消防隊』(アニメ)
原作:大久保篤
〈あらすじ〉
何の変哲もない人が突如燃えだし、炎を操る怪物“ 焔ビト”となって、破壊の限りを尽くす“人体発火現象”。炎の恐怖に立ち向かう特殊消防隊は、現象の謎を解明し、人類を救うことが使命である。
とある理由から“悪魔”と呼ばれる新入隊員・森羅日下部は“ヒーロー”を目指し、仲間たちと共に“焔ビト”との戦いの日々に身を投じる。

タイトルの通りから炎の描写が多く登場するが、まるで生き物のように動かされており非常に迫力のあるものになっている。登場人物の中には特殊能力を持っている者がおり、どれもユニークな能力になっていて今作品の魅力の一つだと思われた。人体発火現象の謎だけではなく、シンラが属する第8消防隊以外の消防隊にも隠している秘密がある。このように今作品には多くの謎が存在しておりまだ解明されていないため、読者や視聴者は自由に考察できることはもちろん、“早く真実が知りたい”とどんどん物語に引き込まれていく構成になっていると考えられた。

5 『鬼滅の刃』(漫画・アニメ)
著者:吾峠呼世晴
〈あらすじ〉
時は大正、日本。炭を売る心優しき少年・竈門炭治郎はある日鬼に家族を皆殺しにされてしまう。さらに唯一生き残った妹の禰豆子は鬼に変貌してしまった。絶望的な現実に打ちのめされる炭治郎だったが、妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため“鬼狩り”の道を進む決意をする。

今作品の最も魅力的だと思われたのは、炭治郎たち“鬼殺隊”だけではなく、人間を襲う鬼側の物語も詳しく描かれている部分である。ただの食糧でしかないと人間のことを下等な生物として見下しているように見える鬼だが、実はその鬼も元々は人間で、鬼になると人間だった頃のことを忘れていってしまう。しかし炭治郎たちとの戦いに負け、消えていく際に人であった頃を思い出して泣いたり、血縁関係の全くない鬼と家族のようなままごとをしたりなどという事から、鬼は結局人というものに憧れているように考えられる。つまり人と人でないもの、両方の面を持つ鬼という存在が単なる正義の敵という悪者ではなく、悲しく虚しい存在であるという事を鬼の視点から見ることで理解しやすくなっていると思われる。

6 『さらざんまい』(アニメ)
監督:幾原邦彦
〈あらすじ〉
舞台は浅草。中学2年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人はある日、謎のカッパ型生命体“ケッピ”に出会い、無理やり尻子玉を奪われ、カッパに変身させられてしまう。
「元の姿に戻りたければ“ある方法”で繋がり、ゾンビの尻子玉を持ってこい」ケッピにそう告げられる3人。少年たちは繋がり合い、ゾンビの尻子玉を奪うことが出来るのだろうか……。

最初この作品を見た時、「何を伝えたいのか分からない」というように、内容や表現方法などが独特すぎて理解できなかった。しかし、最終回まで見てみるとそこまでも今作品の魅力の一部だったのではないかと思われた。なぜなら、説明不足や理解ができない部分は視聴者がそれに関する考察を自由にできるからだ。考察をする上で必要なアイテムが場面毎に細かく描かれている。それから自分で今後の展開やこのキャラのセリフの真意などを考えることができる、さらにSNSでハッシュタグをつけて発信している視聴者が多かったため、自分以外の人の様々な考えに触れることができた。つまり多くの人の意見に触れながら自分で物語の先を想像出来る、想像力を広げることができる作品だと考えられた。
特に最終回のラストは、見ている人それぞれでハッピーエンドにもバッドエンドにも取れるものになっているため、より自分だけの考察というものが生まれると思われる。

7『PSYCHO-PASS 』(アニメ)
監督:塩谷直義
〈あらすじ〉
人格が数値化できるようになった未来。
刑事課に配属された常守朱に手渡されたのは「犯罪係数」という数値によって犯罪者を裁く銃―ドミネーターであった。
戸惑いながら現場へ向かう朱。そこで彼女が出会ったのは...。

今作品の世界では、数値が絶対である。数値が低ければ低いほど犯罪を犯す可能性が低いとされ、警察や公務員などの高いキャリアの仕事につける。一方、数値が高ければ高いほど犯罪を犯す可能性が高いとされつける職種も限られてくる。中でも、“潜在犯”と呼ばれる非常に数値が高い人は施設に入れられる、またドミネーターの執行対象になったりする。さらに“潜在犯”は差別の対象になり、それは本人だけではなく家族にも及ぶことがある。この世界では常に監視されているため、私たちの現実にこのような事が起こった場合かなり生きづらい世界になると思った。
常守たちが追っている槙島聖護という人物は、“免罪体質”と呼ばれる存在で犯罪を犯しても数値が低いままなため、システムに引っかからず、殺人などを数多く犯すことができる。しかし、数値が絶対であるこの世界ではむしろ数値がその人自身の存在を表しているのではないかと思われる。そのため、数値が検知されにくくシステムに引っかからない“免罪体質”はまるで存在していないように扱われていると考えられるため、槙島は自身の存在を誰かに認知して欲しくて殺人を犯し続けていたのではないかと思われた。

8『PSYCHO-PASS  2』(アニメ)
監督:塩谷直義
〈あらすじ〉
2114年、シビュラシステム運用下にある東京の繁華街で連続爆破事件が起きた。
公安局刑事課一係の監視官・常守朱は、
事件直後に色相が悪化した人物のサイマティックスキャンのログをトレースすることで居場所を特定。一係と二係の刑事と現場へ向かう。朱は逃亡を図る潜在犯・喜汰沢旭をすぐに執行しようとせず、ある可能性に賭けようとしていた。

狡噛が失踪したあとの世界が舞台になっており、新たなメンバーを迎えて常守は日々業務にあたっている。正義を第一に考えてきた常守は大切な人を傷つけられた事で、復讐を考え悩み苦しんでおり、その姿は非常に印象的でかつて共に行動していた狡噛の姿に非常に似ているように思われた。さらにシビュラシステムの正体もついに明かされる。犯罪を未然に防ぐ“正義”を形にしたようなシビュラシステムだが、本当にその“正義”は正しいのか考えさせられる内容になっていると思われる。

9『劇場版 PSYCHO-PASS 』(映画)
監督:塩谷直義
〈あらすじ〉
鹿矛囲事件から1年半後となる2116年。
シビュラシステムはついに海外に輸出され、初の試験導入先となったSEAUnの首都・シャンバラフロートはつかの間の平和を得る。一方日本では、東京湾から武装テロ集団が密入国を果たしていた。情報屋から一報を受けた常守朱監視官は、一係と現場へ急行。
激しい銃撃戦の末、テロリストを制圧する。集団が使用していたシューティンググラスからは、日本の警備システムを知り尽くした人間がその開発に関わっていると推測された。

シビュラシステムが試験的に海外に導入され、常守はその都市に視察に行く。一見安全は保証された場所に思えたが、実際は貧困差が激しく守られていたのは裕福な人々だけであった。
これまでのPSYCHO-PASSシリーズを通して、実際に導入された時の市民や警察官に起こりうる事件の可能性が述べられていると感じ、中でも今作品は視聴者にとってリアリティを感じるものになっていると考えられる。犯罪を徹底的に撲滅しようとするのであれば、可能性のある潜在犯などは物語の中のように一定の数値以上になったら自動的に毒が注入される首輪をつけた方が効率的で安全だろう。途中まではフィクション感満載だったが、抑えられないほど犯罪が増えすぎたら日本もこのようなシステムを開発・導入する可能性があると思った。そのため今作品の内容を見ていて、「未来の日本かもしれない」と非常に危機感を感じることができるものだった。
2019/10/1(Tue)11:34 ...No.1719