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▼二年 中込 RES
高畑勲展・感想(見学日:9月11日)

 幼い頃から自分の中でジブリ作品といえば宮崎駿監督の印象が強く、高畑監督がどの作品に携わり、どのような手法で制作を進めていたかを殆ど知らないまま過ごしてきたために、今回の高畑勲展の見聞で非常に興味深い資料や舞台裏が垣間見えて十分過ぎるほどに楽しめたと思う。
 展示の中で印象に残ったものとして『かぐや姫の物語』について挙げる。私はこの作品を実際に母と映画館にて観たことがあった。当初は今までのジブリ作品とは大きく異なるビジュアルに困惑し、どのような意図が込められているのかと疑問が残っていたが、『かぐや姫の物語』の展示の中に、人物たちを描く「線」にスピード感や粗さを意識することで生き生きと躍動感あふれる動きを表現したいという旨があることを知り、高畑監督がこの作品の描写に込めた意図を知れて良かったと思う。また、監督が東映に所属していた頃に既に『かぐや姫の物語』のプロトタイプにあたる作品の原稿を作成し、結果的に最後の作品として完成させたという事実には一種のロマンを感じさせられた。
 ありとあらゆる作品の原稿や設定画・背景画に記された細かな情報から見ても、高畑監督がアニメ映画に向けていた情熱は誰よりも深いものであったことをこの展示会から思い知らされた。アニメ映画以外にも音楽や実写映画にも関わってきたことも踏まえると、高畑勲監督が現在の日本のサブカルチャー領域に大きな影響を残していたことは忘れるべきではないと考える。


最後に、投稿が大幅に遅れてしまい誠に申し訳ありません。
 
2019/11/4(Mon)17:00 ...No.1723