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▼二年 土屋 RES
夏休み課題8〜15


8『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝-永遠と自動手記人形-』(映画)
監督:藤田春香
制作:京都アニメーション
<あらすじ>
 自動手記人形として働いていたヴァイオレット。彼女が次の依頼で訪れた場所は良家の子女が通う女学校だった。その女学校でヴァイオレットは「イザベラ」という少女と出会う。ヴァイオレットはイザベラの父親に彼女が立派なレディになれるよう教育するように言われていた。ヴァイオレットとイザベラは寮の同じ部屋で一緒に過ごすことになる。

 今作のストーリーは大きく二つに分けられる。前半と後半で焦点となるキャラクターが変わっているのが大きい特徴である。前半はヴァイオレットとイザベラ、後半はヴァイオレットと同じ会社で働くベネディクトとテイラーという幼い少女である。特に印象に残ったのはヴァイオレットとイザベラの二人がダンスを踊る場面である。イザベラがレディとして成長したのを一番に感じることが出来た場面である。そして後半のベネディクトが貴族の妻となったイザベラにテイラーの手紙を届ける場面である。幼いころに生き別れとなってしまったイザベラとテイラーだったが手紙を読んだイザベラが泣き崩れるシーンは手紙の持つ力というのを感じた。この映画の主題歌である「エイミー」という曲は映画の中でも出てくる単語であり非常に重要な意味を持つ単語であるのでぜひ映画を観てほしい。


9『リメンバー・ミー』(映画)
監督:リー・アンクリッチ
<あらすじ>
 音楽が大好きな少年、ミゲル。しかしミゲルの一家では先祖の音楽家が家族を捨てたことから音楽を一切禁止されていた。ある日、一年に一度死者が帰ってくると言われる「死者の日」にミゲルは家族を捨てたであろう先祖が自分の憧れである伝説的ミュージシャン「デラクルス」ではないかと疑う。そしてミゲルはその日に行われる音楽コンテストに出場するため彼のギターを持ち出そうとする。しかしミゲルの体が誰にも認知されなくなり、代わりに死者が見えるようになってしまう。ミゲルは「死者の国」に行き、そこで生者の国に行くことが出来ない「へクター」と出会う。

 今作は「死者の日」をモチーフにしているがそのモチーフがよく表れた映画になっていたと思う。物語に登場する死者の世界はとても幻想的であり、しかしどこか怪しさを漂わせるような世界観で描かれていて純粋に感動した。特に印象に残っているのが生者の国に帰ったミゲルが曾祖母であるママ・ココにヘクターのことを思い出させるため「リメンバー・ミー」を歌う場面である。タイトルの意味、そして「家族の絆」というこの映画が伝えたかったものがこの場面に全て詰まっているように感じた。ラストの場面でミゲルが笑顔でみんなの前で歌う場面はとても感動した。そしてミゲルはもう死者たちを見ることは出来ないのに隣で歌うヘクターがまるで見えているかのように二人で歌っている終わり方はまさに
「家族の絆」を感じさせた。


10『プ―と大人になった僕』(映画)
監督:マーク・フォースター
<あらすじ>
 100エーカーの森でプーとその仲間たちと楽しく遊んでいた少年、クリストファー・ロビンは寄宿学校に通うためプー達とお別れをすることになった。絶対に忘れないという約束をするもそれから過酷な人生を歩んでいく中でクリストファーは大人になった。妻と娘をもつクリストファーはあるきっかけで家族と溝を作ってしまう。そんな彼の前に現れたのはクリストファーを探していたプーだった。秘密の扉を使ってやってきたプーだったがその扉が閉ざされてしまったためクリストファーはプーを送り届けるため再び100エーカーの森を訪れる。

 小さいころから『くまのプーさん』シリーズを観ていたのだが成長したクリストファーが出るということで観る前からとても気になっていた作品であった。大人になり仕事に忙殺され楽しく遊ぶだけではやっていけないことを知ったクリストファーはまさに現代の表した人物として描かれていた。印象に残っているのは「僕はもう変わってしまった」と言ったクリストファーに対しプーが言った「君は君だ」という言葉である。最初は自由なプーに嫌気がさすも放っておけないクリストファーが描かれ、まさに言葉通りだと感じた。最後にクリストファーの家族とプー達が100エーカーの森で笑って遊んでいる場面はとても感動した。学生から社会人へとなる今の私達だからこそ響くものもあるので観ていない人はぜひ一度観てみてほしい。


11『おおかみこどもの雨と雪』(映画)
監督:細田守
制作:スタジオ地図
<あらすじ>
 大学生の「花」は大学でとある青年に出会った。次第に仲良くなった二人は恋人同士になる。しかし青年は自分が「おおかみおとこ」であることを花に告げる。それを受け入れた花は二人の子供を授かる。姉の「雪」と弟の「雨」。幸せに暮らしていた矢先、「おおかみおとこ」が事故で無くなる。花は「おおかみこども」である二人が“どちら”でも選べるように都会から離れた自然あふれた田舎に引っ越すことを決意する。

 最初は勝ち気ですぐおおかみになってしまう雪があることをきっかけに人間らしくなっていくのに対し、臆病だった雨がおおかみの本能に目覚めていくのが対比になっていたのが印象的だった。花がおおかみとして生きることを選んだ雨の遠吠えを聞き、泣きながらも笑って見送る場面は花の「母親としての姿」が一番感じられた場面であると思う。それはまさに親元から離れていく子供を見送る親そのものであった。慣れない環境で畑作業を覚えたり花の奮闘する姿が非常に描かれていて母の偉大さ、子育ての大変さというのが伝わった映画であると思う。


12『未来のミライ』(映画)
監督:細田守
<あらすじ>
 入院していたお母さんを待っていた「くんちゃん」。お母さんが帰ってくるとその腕にはくんちゃんの妹として生まれた「ミライ」がいた。おかあさんに仲良くしてねと言われるくんちゃんであるがお母さんをミライちゃんにとられて嫉妬を覚えたことからミライちゃんにいじわるをするようになる。そんなくんちゃんの前に未来からやってきた女子高生のミライちゃんが現れるなど不思議な体験が起こる。

 くんちゃんが不思議な世界に迷い込み東京駅のような場所で迷子センターに行く描写があるのだがその世界観がとても怪しく、独特の世界観を放っていたと思う。あそこまで怪しい世界観を取り入れた作品は細田監督の作品の中でもなかったものだと感じた。特に「ひとりぼっちの国」へと行く電車が出てくる場面は個人的に恐怖も覚えた場面であった。しかしそこでくんちゃんが自分はミライちゃんのお兄ちゃんであることを自覚した場面でもありくんちゃんにとって成長することが出来た場面なのだとも感じた。


13『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』(映画)
監督:湯山邦彦
<あらすじ>
 10歳の誕生日を迎えるマサラタウンの少年、「サトシ」。旅立ちの朝に寝坊して急いでオーキド博士の研究所に向かうもパートナーとなるポケモンたちはライバルたちに持ってかれてしまっていた。博士はそんなサトシに「ピカチュウ」を差し出す。一目でサトシは気に入るもピカチュウは心を開かなかった。しかし旅立ちの日にオニスズメの群れに襲われたことをきっかけに二人は心からの友達になる。その時サトシたちの前に伝説のポケモン「ホウオウ」が現れ虹色の羽を落としていく。サトシは「いつかあいつに会いに行こうぜ」とピカチュウと誓う。

 今作はポケモン映画の記念すべき20作目を記念して作られた作品であった。テレビシリーズの第一話をリメイクし、パラレルワールドとして物語が展開していく。今作の映画には今まで19作品の映画の要素が所々に組み込まれているため今までのファンも楽しむことが出来るものとなっている。またテレビシリーズで人気エピソードとして知られるサトシとバタフリーの別れの場面を入れたり、ヒトカゲとの出会いをいれたりなど今までのポケモンシリーズの集大成と言える作品なのではと感じた。そして今作で一番印象に残っているのはサトシがピカチュウの心の声を聞き取る場面である。ピカチュウがなぜモンスターボールに入りたがらないのかがこの場面で明らかになり非常に感動した。様々な世代に見てほしい作品である。


14『フルーツバスケット 1st season』(アニメ)
原作:高屋奈月
監督:井端義秀
<あらすじ>
 唯一の母を事故で亡くしたため小山で一人、テント暮らしをしていた「本田透」。しかしその山は同じ学校でみんなの憧れである「草摩由希」の一族、草摩家が所有する土地だった。そしてあるきっかけにより透は由希が暮らす「草摩紫呉」の家に居候することになった。そんな時由希を妬んでいる青年「草摩夾」が家に乗り込んでくる。透はケンカを止めようと夾に抱きついてしまう。すると夾の姿が猫へと変化してしまった。透は草摩家の秘密を知ることになる。

 とてもいい作品であるとよく聞いていた作品で今回初めて視聴したがその意味が非常に理解できた。透のまっすぐで純粋な性格が由希と夾を初めとする草摩家の人びとを変えていく過程がとても丁寧に描かれていた。そして最終回あたりの夾の本当の姿が分かってしまう話が一番印象に残った。何度も帰ろうと言う透を夾は突き飛ばすも透が諦めずに説得したことにより「本当は一緒に悩んでほしかった」と本当は自分の母にどうしてほしかったのかを吐露するところはとても感動した。春から2期が放送されるのでそれもぜひ視聴したい。また以前にもアニメが制作されていたのでそれと今作を見比べたり、漫画版の方もぜひ読んでみたいと思える素晴らしい作品だった。

 
15『今夜、ロマンス劇場で』(映画)
監督:武内英樹
脚本:宇山佳佑
<あらすじ>
 映画監督を目指すべく映画撮影の現場で働いていた「健司」は毎日のように通っている映画館「ロマンス劇場」に訪れていた。そこでいつも見ていたのはあるひとつのモノクロ映画。いつものようにその映画を観ているとその映画のヒロインである「美雪」が健司の前に現れる。自由でわがままな美雪に振り回される健司であるが二人は互いに惹かれ合っていた。しかし美雪は誰かに触れられると消えてしまうという秘密をかかえていた。

 美雪はとてもわがままであり女王様気質の女性であるが演じている綾瀬はるかさんがとても合っていたというのが率直な感想であった。またこの映画は冒頭、老人となった健司が看護婦に自分の書いた物語(実際は自分の過去)を語るという形で始まる。そこの看護婦たちの何気ない会話の中で伏線が張られており、終盤で回収された時は思わず「なるほど!」と思ってしまった。二人の恋はこれ以上ないほど純粋なものでありとても切ないものであった。健司と美雪がどういったタイミングでどう触れるのか映画を観て確認してほしい。
2020/3/15(Sun)00:00 ...No.1730