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▼二年 土屋 RES
夏休み課題16〜24


16『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(映画)
著者:七月隆文
監督:三木孝浩
<あらすじ>
美大生の「南山高寿」は通学途中の電車内で本を読んでいた「福寿愛美」に一目ぼれをする。真っ先に彼女を追いかけ声をかける高寿だが「また会えるか」と愛美に問うと彼女は泣いていた。その意味も解らずにいると次の日に二人は再会する。意気投合した二人は晴れて付き合うことになるが愛美にある違和感を抱き始めた高寿。愛美には高寿に隠していた重大な秘密があった。

物語の中盤までは愛美の不可解な言動や行動が理解できなく、愛美の秘密が分かった後も物語を理解するのに少し時間がかかった。この映画は基本的に高寿視点で物語が進むのだが、最後に愛美視点で高寿との出会いから別れまでの場面が簡単に流れる。そこで理解が追いつき、かつ涙が止まらなかった。この映画のタイトルも最初聞いた時は意味がよく理解できなかったが映画を観た後だととても納得できるタイトルである。一度観た後に二回目を愛美視点で観てみると一回目と全く違う気持ちで観ることができて、二回目の方が感動すると個人的に感じた。


17『とある科学の一方通行』(アニメ)
<あらすじ>
 入院していた「アクセラレータ」は死霊術師「エステル=ローゼンタール」という少女と出会う。警備員(アンチスキル)に追われていたエステルは、なぜかアクセラレータの病室へと侵入する。格闘の末、警備員に確保された少女が残した写真にはアクセラレータと共に行動している少女「ラストオーダー」の姿が写っていた。謎の組織「DA」と遭遇し、死体を詰めた能力を操る不可思議な機動兵器が現れアクセラレータは撃退するもエステルからラストオーダーを初めとする妹(シスター)達が狙われている事を知る。

 今作はライトノベル『とある魔術の禁書目録』に登場する一方通行(アクセラレータ)を主人公としたスピンオフ作品である。自らを「悪党」と名乗り、自分の流儀に沿って闘うアクセラレータのキャラクター性がきちんと表れていたストーリーだった。エステルのことを助けると表立って言うことはないが自分の掲げる「正義」に従い敵を倒していくアクセラレータはまさにダークヒーローと言える存在なのだと感じる。敵を倒していく狂気的な姿があるからこそラストオーダーを話してる時の会話のやり取りがより一層微笑ましいものに感じる


18『魔法少女まどか☆マギカ』(アニメ)
原作:Magica Quartet
監督:新房昭之
<あらすじ>
 見滝原に住む少女、「鹿目まどか」はある少女が怪物に襲われ、白い生物から「僕と契約して魔法少女になってよ」と言われる不思議な夢を見る。友人の「美樹さやか」らと学校に登校するとまどかのクラスに転校生として夢に出た少女がやってくる。その転校生の名は「暁美ほむら」。学校帰り、まどかとさやかがある声に導かれビルの一角に行くと夢に出た白い生物がほむらに襲われていた。その生物「キュゥべえ」を助けるまどかだが「魔女」と呼ばれる怪物の結界に入ってしまい襲われる。そこに魔法少女である「巴マミ」が現れる。

 「魔法少女アニメ」である今作はそのジャンルの一般的に連想されるものをすべて壊すような作品であったと思う。メインキャラクター達はとても可愛らしい見た目であるが敵である「魔女」は異形で気味の悪いデザインである。その魔女がいる異世界や流れる音楽も「魔法少女アニメ」とは思えないほど不気味であった。そして魔法少女である彼女らが残酷に倒されていく場面も衝撃であった。キラキラと輝き、女の子の夢が詰まった「魔法少女アニメ」というジャンルだからこそ、少女たちの絶望や残酷さがとても際立ったのだと思う。特に印象に残っているのは魔女になってしまったさやかと当初敵対していた「佐倉杏子」が一緒に死んでしまう場面である。


19『進撃の巨人 3rd Season Part.2』(アニメ)
原作:諫山創
総監督:荒木哲郎
<あらすじ>
 「エレン・イェーガー」の故郷であるシガンシナ区奪還作戦を決行するためシガンシナ区に向かう調査兵団。辿りつくもそこにライナーやベルトルトの面影はなかった。アルミンの策によりライナーを見つけ出すもライナーは「鎧の巨人」になり、身を隠していた「獣の巨人」も現れ調査兵団は巨人たちに囲まれてしまう。エレンたちは自分の故郷を取り戻すため、そして自由を取り戻すためライナーたちに立ち向かう。

 今シリーズは『進撃の巨人』シリーズの総決戦と言えるシリーズであった。特に印象に残ったのは獣の巨人に追い詰められエルヴィンが新兵に最後の作戦を告げる場面である。その直前にエルヴィンが初めて自分の私的欲望をリヴァイに話すも叱咤され自分の悲願ではなく団長としての責務を選んだ姿に感銘を受けた。また最終話でエレンたちが念願の海に辿りつきアルミン達が感動して笑っていても一番海に憧れを抱いていたエレンのみが悲しい表情をしているのも印象的だった。海の向こう側なにがあるのか、それをエレンだけが知っているというのが分かる。2020年秋にはFinal Seasonが放送予定なのでこの続きをぜひ見届けたいと思う。


20『暁のヨナ 30巻』(漫画)
著者:草凪みずほ
出版社:白泉社
<あらすじ>
千州軍の長、「クエルボ」によって捕らえられたヨナ。高華国と千州軍の戦いの中最前線で戦うハクと時間稼ぎをしようとしている四龍たち。ハクがクエルボに重傷を負わせたことにより戦いは高華国の勝利。しかしクエルボの城ではヨナの力に目を付けた神官がヨナに近づこうとする。

 30巻目となる『暁のヨナ』。ヨナとハクの関係が進展した巻でもあった。また千州との戦いで四龍であるジェハとゼノはヨナを人質にとられたため千州側として戦いに赴く。それを迎え撃つ高華国側のキジャとシンアなのだがゼノから人質に取られたため命令に逆らうことが出来ないことを聞いたシンアが何があってもゼノを傷つけたくないと言っていたのが印象に残った。その場面は二人がギャグシーン的扱いの場面ではあったが無口でわがままを言わないシンアが何があっても仲間を傷つけたくないという優しさが分かる場面であったと感じる。


21『あんさんぶるスターズ!』(アニメ)
原作:Happy Elements
監督:菱田正和
<あらすじ>
男性アイドル育成に特化した私立夢ノ咲学園。そこで新たに新設されるプロデュース科の最初で唯一の女子生徒として転校してきた「あんず」。待っていたのはアイドル科であり「Trickstar」というユニットを組んでいる四人の男子学生たちだった。生徒会の権力が強く弱いアイドルたちが抑圧されていく学院の制度を変えようとしていた彼らと転校生の出会いが学院に革命を起こす。

初めて視聴して最初に感じたのは登場人物であるアイドルの数が40人近くいるのにも関わらずキャラクターの性格が全くかぶることなくそれぞれの個性がきちんと出ているそのキャラクターの多様性に驚きだった。アニメでは尺の限度などがあるためそれぞれが抱える葛藤や過去をすべて見ることは出来なかったが、このキャラクター達のことをさらに知っていきたい、そんな風に思うことが出来るほどキャラクターたちの描き方が非常に良く表現されていたと思う。ユニットもそれぞれのユニットのコンセプトが全く違うので飽きることもなく楽しむことが出来たアニメだった。アプリの方もプレイしようと思える作品であったと思う。


22『実写版 アラジン』(映画)
監督:ガイ・リッチー
脚本:ジョン・オーガスト
<あらすじ>
 アグラバーの町で貧しい暮らしをしていた「アラジン」。盗みをしていた最中、侍女のフリをして町に出ていた王女「ジャスミン」に一目ぼれをする。二人は心を通わせるもアラジンの友人で猿の「アブー」がジャスミンの母の形見である腕輪を盗んだことにより幻滅される。アラジンはそれを返すため王宮に忍び込むも衛兵につかまる。国務大臣でありアグラバーを支配しようとしていた「ジャファー」はアラジンに魔法の洞窟から魔法のランプをとってくるよう命じる。

 元々アニメ版『アラジン』をよく観ていたのだが、実写版で話が少し変化していたのが驚きだった。特に印象に残ったのはアニメ版でソロでの歌唱がなかったジャスミンの歌が追加されていたことである。「自由になりたい」というジャスミンの願いをよく表した歌詞であった。そしてジャスミンが最後に国王として任命されるのも、「女性でも上の立場に就くことはできる」という男女平等を意識した描写が多く脚色されていたように感じる。ディズニープリンセスの中でも特に「自由」を求めていたジャスミンだからこそのストーリー展開になったのではと思う。


23『モアナと伝説の海』(映画)
監督:ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー
脚本:ジャレド・ブッシュ
<あらすじ>
モトゥヌイの村長の娘「モアナ」は、幼い頃から珊瑚礁の向こうの海に憧れを抱いていた。しかし「珊瑚礁の向こうに行ってはいけない」という掟により父から強く反対されていた。ある時より島の作物が獲れなくなりモアナは海を越えて魚を捕りに行こうと提案するも反対されてしまう。しかし祖母「タラ」がモアナこそ海に選ばれし者であると告げ秘密の洞窟へ連れていきモアナが海へ出る手助けをする。海へでるモアナであったが嵐に巻き込まれ無人島へと漂着する。そこでモアナは伝承で伝えられていた「マウイ」と出会う。

 ディズニー映画で特に女性を主役とした映画では恋愛描写が必ずあったのだが、この『モアナと伝説の海』ではそれらの描写が一切なかったのが印象的だった。特にモアナはディズニープリンセスに数えられているヒロインだったために特異なヒロインだったと感じる。珊瑚礁の向こうの海に憧れを抱き、一途に頑張る姿は今までのヒロインとほとんど変わらない女性像であるが恋愛描写がないという点で今までのディズニーにおける女性像が「恋愛を必要とする女性」から「必要としない女性」へと変化したことが伺える作品であったと思う。


24『機動戦士ガンダムSEED』(アニメ)
監督:福田己津央
制作:サンライズ
<あらすじ>
 C.E.71年、コーディネイターの少年「キラ・ヤマト」は、中立国オーブのコロニー・ヘリオポリスで普通の生活を送っていた。しかし地球軍と敵対しているザフトのクルーゼ隊が乗り込んでくる。その理由はコロニー内で秘密裏に5機のMSの開発と新造戦艦の建造が行われていたためであった。キラは逃げている途中MS工場へと迷い込んでしまい連合兵とザフト兵の戦闘に巻き込まれる。そしてキラは幼少の頃の親友の「アスラン・ザラ」と再会する。

 「戦争」というものが濃く描かれていた今作品であったがキラやアスランなどそれぞれの登場人物が抱える葛藤が色濃く描かれているのがとても印象的だった。「人を殺したくない、でも戦わなくちゃいけない」というキラの葛藤が最初から描かれ、最後は自分の意志でアスランと共に戦いに行く姿がキラの成長を感じさせた。またフレイというキャラクターもキラが出撃した戦いで父を亡くし、歪んでいってしまう姿はSEEDの登場人物の中で一番人間味がある人物だったと思う。またこの作品は「戦争」だけでなく「人種差別」についても言及している場面が多々ありガンダムシリーズの中で屈指の人気を誇る作品であることが頷けた。続編である『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』もぜひ視聴したいと思う。
2020/3/15(Sun)00:02 ...No.1731