米村ゼミの掲示板
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▼三年 田村 RES
高畑勲展 感想 (見学日:7月12日)

高畑勲監督の『平成狸合戦ぽんぽこ』や『かぐや姫の物語』といったジブリ作品はもちろん知っていたが、『ドラえもん』の制作に関わっていたことを初めて知って非常に驚いた。
作品内の設定や登場人物のテンションなどを紙に書いてスタッフ皆で共有していたということ、さらに「あまり作画を捨てないようにしている。書いてもらったスタッフの時間を捨てることになってしまうから」というような言葉を高畑監督が残していたことから作品を作る上で高畑監督がどれだけ仲間を大切にしていたか、どれだけ作品を集団で制作することにこだわっていたのか非常に分かるような展示になっており、最も印象的だった。
今回のイベントでは絵コンテが数多く展示されていたが、どの絵コンテも生きてはいないはずなのに今すぐにでも動き出しそうだった。ただ美しいだけではなく、恐怖や悲しさなどもどこか感じられる本物よりも本物らしい絵コンテばかりだった。
今回の高畑勲展を見たことで、今後高畑監督の作品を見る際はいつもとは違う視点で楽しむことができるのではないかと考えられた。
2019/8/1(Thu)14:25 ...No.1712
▼三年 金成 RES
高畑勲展 感想 (見学日:7/12)

高畑監督がレイアウトシステムなどの新しい制作方法を生み出していたことを知った。作品だけでなくそうした新たな技術も作り出していたことに今日のアニメーション業界への大きな影響力を感じた。
また高畑監督が「日常」を描くことを大切にしていたということを知り、これまで見たことのある高畑作品を思い返してみると納得できた。改めて「日常」という観点から作品を見直したいと思った。
高畑監督のインタビューと思われる音声が流れていて、「アニメーションで思想を語る」という言葉が印象的だった。アニメーションは娯楽的な要素が強いと思われることもあるが、思想を語ることができるものでもあると思う。今日のアニメーションへの期待は、高畑監督のようにただの娯楽ではない作品を作り出してきた人たちの功績によるものだと感じた。
2019/7/29(Mon)15:35 ...No.1711
▼四年 大川 RES
高畑勲展 感想(見学日:7月18日)

高畑勲展では、演出家として高畑勲が遺した様々な功績を学ぶことができたと考える。
まず、分業が避けられないアニメーション制作において、スタッフの多くの意見を取り入れる民主的な方法がとられていたことが印象的だった。登場人物の感情の起伏を図で表したものをスタッフと共有するなど、集団で制作することを大切にしていたと分かった。
さらに、『火垂るの墓』では背景美術に山本二三を採用して、リアリティのある作品に仕上げたり、『かぐや姫の物語』ではスケッチの線を活かし、スピード感などを描いたりしている。作品によって、演出の方法を試行錯誤する向上心に驚いた。
今回、高畑勲展で様々な資料を観る中で、改めて高畑勲が築いた功績を学ぶことができた。
2019/7/26(Fri)17:10 ...No.1710
▼四年 平田 RES
高畑勲展 感想(見学日:7月18日)

私は、これまで高畑勲作品に深く触れたことがない。米村先生の講義で学んだ知識以上は持っておらず、あれだけ話題だったにも関わらず、『かぐや姫の物語』も観ていない。この現状で行って何か発見できるのだろうか、そう思いながら高畑勲展に足を運んだ。
私は生まれた時から当たり前にアニメーションが日常にあった。しかし、入り口すぐの年譜を見て、私のような子供が現れたのはごく最近で、それに高畑勲氏が大きく貢献していることを知った。『やぶにらみの暴君』で、「血を描かずに死を表現している」ことに驚きを見せる高畑監督の映像があった。『オオカミ少年ケン』でのテレビの中でテレビを見る群衆の描写や、『太陽の王子 ホルスの大冒険』での群衆と音楽を合わせ団結と信頼を表現するなど、今では何気なく描かれることも、歴代の方々の知恵と努力の結晶なのだと知った。今NHKで放送されている『なつぞら』でも、馬が走るシーンに足の残像を写す表現で作中議論を生んでいたが、まさにその現場にいたのだと感じた。
キーワードとして子供の心の解放が登場し、『アルプスの少女ハイジ』や『赤毛のアン』が取り上げられていた。海外ロケに赴いたり、原作会話を重要視にしたり、作品をとても大切にする温かい人柄が伝わってきた。『赤毛のアン』が原作は読んだがアニメは未視聴で、流れていたオープニングがよかったので今度見てみようと思う。ここまでは、一つに子供がまだ知らない、外国を描くことにより解放を導こうかとしているのかと解釈しながら展示を見ていたが、次からは日本に注目していっていた。身近な風景を描くことにより、共感を呼ぼうとしたのだろうか。加えて、ここからの『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』などは、子供の想像力を再構築し養う目的だけでなく、かつて子供だった人々の想像力も視野に入れていると感じた。『おもひでぽろぽろ』の現代/思い出の表現の差異や以降の書き込みの区別も興味深かった。『ホーホケキョ となりの山田くん』でのスケッチの変化や、あえて描かないことへの挑戦。すべての作品を経てからの、東映時代で作らなかった『ぼくらのかぐや姫』を、半世紀経ってから結果的に最後の作品として『かぐや姫の物語』として作り上げたプロセスは、素直に感動した。アニメーションにおいて「絵」ではなく「線」に注目したその結果は、展示からは把握しきれなかったため、後日『かぐや姫の物語』を見てみたいと思った。
高畑勲監督の向上心、作品への真摯な姿勢、こだわりをぎゅっと詰め込んだ展示で、非常に勉強になった。今後氏の作品を見る際は思い出しながら注目していきたいと思う。
2019/7/25(Thu)16:07 ...No.1709
▼四年 大塚 RES
高畑勲展 感想 (7月18日)
 高畑勲展に行き、まず驚いたのは資料の多さや、指示書、アニメの設定などが手書きで隙間なく紙に書かれているところでした。資料を読んでいく中で、特に印象に残っているのは、目のイラストが描かれていて、「この目はダメ」と書かれていたり、「三角の鼻はダメ」だったり、そういう細かなところまでこだわっている資料でした。
他にも高畑監督がドラえもんの制作に関わっていたことは今回の展示で初めて知り、驚きました。
米村先生の授業で扱った作品も多く出てきたので、より理解を深めることができ、勉強になりました。
2019/7/24(Wed)15:12 ...No.1708
▼四年 佐藤 RES
卒業論文 概要

「なぜ<尾道>は聖地に選ばれるのか」

【概要】
「コンテンツツーリズム」や「聖地巡礼」と呼ばれる、作品の舞台となった地域を訪れるファンの行為は、以前からあらゆるメディアにおいて取り上げられている。全国各地に「聖地」は存在し、時には地元の人々の協力による町おこしイベントが開催されるなど、今後も注目していきたい現象となっている。
そして、その中でも今回は広島県尾道市と「聖地」の関係について研究を進めていく。尾道は都市としての規模は大きくないものの、映画やアニメ、ゲームなど多くの作品で舞台になっており、また一般的な観光地としても人気が高い。そのほか、聖地巡礼とは少し逸れるが近代の有名な文豪たちが移り住んだ都市でもあり、志賀直哉の旧居があることでも知られている。
なぜ尾道は作品の舞台に選ばれるのか。どんな要素にクリエイターたちは惹かれるのだろうか。この研究では大林宣彦の尾道三部作をはじめ、尾道を舞台にした作品をいくつか鑑賞し、作中で描かれる風景や制作背景を通して尾道という「聖地」の特色を探る。また、「聖地」となる都市の条件や特別性についても余裕があれば考えていきたい。
2019/6/19(Wed)02:07 ...No.1707
▼四年 柿崎 RES
卒業論文 概要

「半魚人を通して見る人間の不安定さ」

【概要】
ハンス・クリスチャン・アンデルセンが描いた小説「人魚姫」を初めに、現在に至るまで様々な半魚人と人間の物語が産み出されてきた。
その多くの作品で描かれるのが、半魚人と人間、異種族同士の恋愛である。
同種族ではなく、あえて半魚人と人間という異種族の恋愛関係を作品の中心に据えることで、描くことが出来る価値は何だろうか。
私は湯浅政明監督の長編アニメーション映画「夜明け告げるルーのうた」を視聴し、作中の神秘的な半魚人と正反対に、人間の不安定さ(もしくは醜さ)が浮き彫りになっていると感じた。
これを、半魚人と人間の異種族間の恋愛物語で描ける意義と仮定し、近年話題になった数本の作品を比較して考察する。
現在考えている作品は、以下の三つである。

@宮崎駿監督の長編アニメーション映画「崖の上のポニョ」
→人間になりたいと願っている魚の女の子・ポニョが、少年・宗介と恋をし、結ばれ、人間になる。

A湯浅政明監督の長編アニメーション映画「夜明け告げるルーのうた」
→自分の殻に籠る少年・カイが、人間と友達になりたい人魚の女の子・ルーと出会う。物語の最後、カイはルーに、ずっとそばにいてほしいと伝えるが、ルーはカイの前から消えてしまう。

Bアメリカ合衆国のドラマ映画「シェイプ・オブ・ウォーター」(The Shape of Water)
→捕らわれた美しい半魚人と、発話障害の女性・イライザが親密な関係になり、最後はイライザが半魚人となって二人で幸せに暮らす。
2019/6/1(Sat)00:06 ...No.1706
▼四年 大塚 RES
卒業論文 概要
 
「小説『獣の奏者』からみる君主崇拝による国家統治」

〈概要〉
 上橋菜穂子の『獣の奏者』という作品はリョザ神王国という異世界が舞台となっており、真王(ヨジェ)と呼ばれる神格化された王が国を統治している。作品の下巻では、真王が神ではなくただの人であったという真実が真王に伝えられ、最終章で真王が臣下である大公との婚姻を決断し、「私は神ではなく人となるけれど―」という台詞を言う場面から、敗戦を経て象徴となった天皇家と日本の関係に似ていると感じた。このことから、ただの人間が国民によって神として祀り上げられ、国を統治していくという構図は歴史上や作品内にも存在するか、またそれらには人が神格化されていく要因や政治利用されていく歴史的背景に共通点が存在するのかという観点を『獣の奏者』の世界観から比較、考察して考えていきたい。また、『獣の奏者』では女系の一族が神格化されているが、日本の天皇家は男性が受け継いでいるという点も、違いやどちらが多いかということについても考えていけたらと思う。
2019/5/31(Fri)10:55 ...No.1705
▼三年 葛山 RES
春休み課題 11〜20


11.アニメ『K』
原作:GoRA×GoHands
現実とは微妙に異なった歴史を歩んだ現代日本。強力な異能を持つ7人の王権者が存在していた。第三王権者・赤の王周防尊が率いるチーム吠舞羅と、第四王権者・青の王宗像礼司が率いるセプター4はある事件を巡って衝突する。
高校生の 伊佐那社は 葦中学園高校で平和な学生生活を送っていた。だが学園祭の準備のため、街に買い出しに出ると、突然吠舞羅の少年たちに襲撃され、夜刀神狗朗に救出される。クロは、先の第七王権者『無色の王』の遺命のもと「『悪しき王』を討つ」とシロに刃を突きつける。街では、シロが吠舞羅のメンバー・十束多々良を殺害し、無色の王と名乗る動画が拡散されていた。
アニメでよくある「アフレコ時にまだ絵が完成していない」ということは一切かったことから、製作陣の本気がうかがえる。その通り作画が良く、色彩が鮮やかなのが印象的である。完全オリジナルストーリーで展開されており、次が全くわからないのも良かった。また、アニメ放送前からラジオ放送が始まっておりこの作品を楽しむにはこちらも聞き逃せない内容となっている。


12.漫画『聲の形』
原作:大今良
退屈することを何よりも嫌う少年、石田将也。ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女、西宮硝子へ無邪気な好奇心を持つ。彼女が来たことを期に、少年は退屈から解放された日々を手に入れた。しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立してしまう。やがて五年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。“ある出来事”以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子の元を訪れる。
耳の聞こえない少女との出会いによって良くも悪くも未来が変わっていく少年の心の変化と、彼によってさらに心動かされる少女が惹かれあっていくのが少し切なく描かれてある。


13.映画『ヒメアノ〜ル』
原作:古谷実
岡田進は清掃会社で働きながらも、漫然と過ぎていく時間に不安と孤独を募らせていた。岡田は同じ清掃会社で働く、更に冴えない先輩の安藤勇次とひょんなことから仲良くなる。安藤はコーヒーショップ店員の阿部ユカに恋をし、岡田は安藤の恋の手助けをする中で皮肉なことにユカに告白され、付き合うことになってしまう。多少のトラブルはありつつも岡田たちの日常はぐだぐだと過ぎてゆく。しかし岡田たちの恋愛劇の裏では凄惨な殺人劇が起きていた。岡田の元同級生で酷いいじめを受けていた森田正一は突発的で理不尽な殺人を行いながらユカに目をつけつけまわすようになり、徐々に岡田たちの日常を侵食し始める。
とてもグロテスクなシーンが多く、さすが年齢制限がある作品だなと思った。森田が作中で10人ほどの人間を次々と殺していくが、常に無表情なところはさらに恐怖を覚える。また、岡田の友人の安藤もサイコパスなシーンがあり、いい味を出している。愛されることを知らない少年の成れの果てを見ているようで終わってからも少し悲しみを感じた。


14.映画『SP 野望篇』
脚本:金城一紀
麻田首相襲撃事件以来、主人公であるSPの井上は、上司である尾形に疑いの目を向けていた。1ヶ月後、六本木ヒルズのイベントで応援警護に当たっていた井上は、爆弾テロを起こそうとする不審な男を逮捕する。一方、尾形は公安部に目をつけられながらも、同じ大学の政治サークル「雄翔会」で、メンバーと彼らを支援する与党幹事長・伊達と共に、世間を揺るがす強大な計画を実行しようとしていた。井上を計画に引き入れたい尾形は、20年前の場所で井上を誘いますが、彼は尾形の誘いをきっぱりと断る。
ドラマのラストの一言によって信頼していた上司の尾形を疑う井上の特殊な能力はますます悪化してしまう。尾形からの誘いを断る井上の澄んだ目が印象的だった。ラストまで尾形の暗躍が際立っていて、革命篇ではどうなっていくのか気になるラストになっている。


15.映画『SP 革命篇』
脚本:金城一紀
官房長官襲撃事件による怪我も回復し、第4係のメンバーは通常任務に復帰していた。新たなメンバーと共に麻田内閣の内閣不信任決議が行われる国会議事堂での応援警護に付くが、尾形からの違和感を確実に感じている井上の症状は悪化の一途を辿っていた。正にその日、尾形の人生を賭けた計画が実行に移されることとなる。周到な計画により、無防備な議事堂内に次々と潜入するテロリスト達。彼らは「革命」に共鳴する精鋭SP達と共謀し、水面下で衆議院棟を分断・制圧。全ての根回しを終えた尾形らは、遂に本会議場へと突入した。その凶行の一部始終は全国民に知らされることとなる。
なんといってもアクションが凄い。10分くらい続く決闘シーンは見ているこちらの息がつまるように鬼気迫る殺陣だった。


16.アニメ『彩雲国物語』
原作:雪乃紗衣 由羅カイリ
舞台は中国風の架空の国、彩雲国。名門だが貧しい紅家の娘秀麗は、幼いころの動乱の記憶から「人を助けることのできる」官吏になりたいと願っているが、女性は登用試験を受けることすらできない。ある日、即位間もない新王の教育係を引き受けることになり、それをきっかけに、官吏登用試験への道が開かれていく。秀麗と新王、その兄との恋模様や、秀麗と共に官吏を目指す同期生との友情など、親しみやすいストーリーに、宮廷での権力闘争や豪族の暗躍がからみ、絢爛豪華な宮廷浪漫が繰り広げられる。
女性独特の強さを見せる主人公秀麗に、登場人物だけでなく視聴者はどんどん引き込まれていく。アニメでは描かれなかったこの作品の原作のラストがかなり泣けるので是非読んでほしい。

17.アニメ『ふしぎ遊戯』
原作:渡瀬悠宇
中学3年生の夕城 美朱と親友の本郷 唯は図書館の立ち入り禁止区域で見付けた四神天地書という書物を開いて、中に吸い込まれてしまう。そこに待っていたのは、古代中国に似た異世界―四正国の紅南国と、額に鬼の字を持つ青年―鬼宿との出会いだった。すぐに現実世界に戻れた2人だったが、帰宅後に母親と口論になり飛び出した美朱は再び本の世界へ入り、現実世界へ帰れなくなってしまう。美朱は、若き皇帝にして朱雀七星士―星宿の紅南国を守るため、現実世界への戻り方を知るために、朱雀の巫女となった。やがて美朱は、仙人―太一君の助言と美朱の行方不明を聞き付けた唯の助けで、なんとか現実世界に帰還するが、入れ替わりに唯が吸い込まれてしまう。それを助けるため、また七星士の一人であった鬼宿と強く惹かれ合うようになっていたこともあって紅南国を平和に導くために、美朱は兄の制止を振り切って本に戻ってしまう。
本の中で起こったことが読んでいる人にも同様に起こるという設定は、視聴者にもこの物語を図書館で読んでる人物と同じように本の世界に入り込んでほしいという考えが伝わってきた。その通り、まるで自分が四神天地書をよんでいる気分でいつのまにか物語を味わっていた。親友だった2人の間の友情に恋が原因で亀裂が入ってしまう。最後に2人のヒロインの恋の行方がどうなっていくのかが見ていて楽しみになる作品だった。


18.アニメ・漫画『絶園のテンペスト』
原作:城平京
はじまりの樹に文明の利器を供物とすることで魔法を使う一族の長でもある魔法使いの姫君・鎖部 葉風は、鎖部左門によって、魔法を使えない『絶海の孤島』に放逐された。数か月後、姫の遺体は白骨化した状態で左門らにより回収され、左門ははじまりの樹の復活を阻止すべく、一族を挙げての活動を開始する。不破 真広は、ある日義妹不破 愛花が強盗に殺されるが、警察も犯人への情報を全く得られていない。そこに、生前に葉風の流したボトルメールに入った魔具(人形)を拾った真広は妹を殺害した犯人探索を魔法により行うため、葉風と魔具による通信の契約を交わして失踪する。
この作品で私が気に入ったのは、愛花がよくシェイクスピアの作品から一節を引用するところである。シェイクスピアに興味が湧いたし、とても意味深に聞こえるのが不思議に感じて愛花のキャラクター性が表現されていると思う。


19.アニメ『鹿楓堂よついろ日和』
原作:清水ユウ
都会の外れにある竹林を抜けると和風喫茶「鹿楓堂」が見えてくる。店主でお茶担当のスイ、ラテアート担当のぐれ、料理担当のときたか、スイーツ担当の椿。それぞれのスペシャリスト4人が働く隠れた人気店。彼らはお客さまを「おもてなし」しながら、時にはお客さまの「悩み」を解決していく。
いわゆる日常系の作品で、ほのぼのとした雰囲気が全体を覆っている。食欲をそそる喫茶店のご飯とスイーツは、飯テロである。4人もそれぞれに悩みを抱えながらも、人々と関わりながらその悩みも解決していくのが心温まるストーリーとなっている。


20.アニメ『ジョーカー・ゲーム』
原作:柳広司
昭和12年秋、帝国陸軍の結城中佐によって、スパイ養成部門“D機関”が秘密裏に設立される。生え抜きの軍人を尊ぶ陸軍の風潮に反し、機関員として選ばれたのは、東京や京都といった一般の大学を卒業し、超人的な選抜試験を平然とくぐり抜けた若者たちだ。彼らは結城中佐のもと、スパイ活動に必要なありとあらゆる技術を身につけ、任地へと旅立っていく。「死ぬな、殺すな」目立たぬことを旨とするスパイにとって自決と殺人は最悪の選択肢であるとするD機関は、陸軍中枢部から猛反発を受けつつも、味方を欺き、敵の裏をかき、世界中を暗躍する。
アニメでは時間軸が各話ごとにバラバラなので、そこに気をつけながらみるとさらに面白い。さまざまな策略や陰謀が渦巻いており、少しも見逃してはいけないため視聴者は常に登場人物同様の緊張感を味わえる。「え?今のどういうこと?」という疑問を持つ作品のため、何度も見てしまうのだろう。
2019/4/10(Wed)05:29 ...No.1704
▼三年+葛山 RES
春休み課題

10.映画『文豪ストレイドッグス Dead Apple』
原作:朝霧カフカ
6年前、あらゆる組織を巻き込み血嵐吹き荒れた88日間の「龍頭抗争」は、ヨコハマ裏社会史上最多ともいわれる死体の山を積み上げることとなった。ポートマフィアの盟友である中原中也とともにその死線をくぐり抜けた太宰治が、亡き友≠フ言葉を懐いてボス・森鴎外と決別し、新たな場所に己の生を見出したのは、それから2年後のことである。その後、世界各国では異能力者が相次いで自殺する怪事件が発生。現場には、いずれも不可解な「霧」が発生していたという。内務省異能特務課は、一連の事件を「異能力者連続自殺事件」と命名。坂口安吾より依頼を受けた武装探偵社は、事件への関与が疑われる男の確保へ乗り出す。対象の名は、澁澤龍彦。「コレクター」と呼ばれる、謎に包まれた異能力者だった。
もうじき始まるアニメ続編の序章といった内容の今作は、黒の時代を見てから視聴するとさらに深く感動できると思う。作中のメインとして挙げられるシーンは2つで、1つ目は大人気キャラクター中原中也の戦闘シーンである。敵との駆け引きによって昏睡状態に太宰が陥ってしまったため、異能を解放したら死ぬまで止めることができない危険を背負いながらも仲間やヨコハマを守るために強大な敵に1人で立ち向かう中也がとてもかっこいいと思うシーンである。2つ目は、主人公の中島敦が自分の異能を受け入れるシーンである。このシーンは、芥川と京花によって自分が過去に向き合うことができず、異能を自分自身の一部として受け入れることができていないことに気付かされた敦が、蓋をしてきた過去に触れ自身の異能を受け入れるのだ。隠していて見たくない自分の部分というのは人間誰しもあるが、それを自分自身の一部として認めることで成長できることが伝わってきた。


文字数制限で入らなかったので追加です。
2019/4/10(Wed)02:20 ...No.1703
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