協力するとは。 |
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| | もし、被災地以外でこの日記を見て下さるなら、 ほんの少し、心に留めて置いてください。
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激しい被害を扱う記事の中に、復興の文字が増えてきました。 喜ばしい事でしょう。とても。 それと同時に、風化する恐怖に似た感覚を覚えます。
今日、時々買い物していたお店が破産閉店したのを知りました。 神戸の震災で被災しながら、復興の旗の下開発されたショッピング モールで、昔ながらの営業をしていた店の一つでした。 詳しい事情は分かりませんが、『店を元に戻す』のは、 決して簡単なものではないのでしょう。 過去も数多くの店が、被災後、店舗を仮で復活させたものの、 それに費やした赤字を戻せずに潰れていきました。 今日見つけたお店も同じだったかも知れないな、と。
地震から数年して、他の地域の知人に、 被害の話をちらっとした事があります。 もう昔の事でしょう?と聞かれました。 悪気があったわけではなく、実際に、 メディアも、世間も、過ぎた事して認識していたので、 仕方がないのです。 ただ、知って下さい。
『復興します』 新聞で踊る文字に心を安らげるのが悪いとは言いません。 それでも、その先を忘れないでほしいです。 10年、20年後に全て元通りにになんて、全員がなれないんです。
今はまだ、募金や、現地の方への思いが強いけれど。 長く長く、思い続けるのは簡単ではありません。 それでも。だからこそ。 そんな現実を知って、ずっと受け止めて行くことが、 協力の一つになると私は信じています。
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2011/4/11(Mon) 00:41
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