★ 続・リゾットーーク! |
レス |
話が途切れてしまいましたので、リゾットとその人間関係について書いてみようと思います。
あくまで閻水の独断と偏見です。管理人のカイ様やこちらを読んでおられる方々のご意見を否定する意図はございません。むしろ「このキャラとはこうじゃない?」というのがあればぜひ教えていただきたいです。
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by 閻水
...2016/11/12(Sat) 13:02 [160]
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【コロッケ】 名実ともに永遠のライバルが大前提だと思います。そしてそのライバルという意識はリゾットの方が強い。コロッケからすればリゾットは強く優しい友だち…なのですがリゾットにとってコロッケは負けられない相手、ではないかと思います。 「だーれだ大会」大将戦でコロッケがリゾットを激励したシーンと、最終話でリゾットがコロッケを激励したシーンは明らかに対比もしくはリフレインとして描かれているのですが、両者を見比べてみるとコロッケは「オレの知ってるリゾット」に、リゾットは「オレのライバルコロッケ」に呼びかけている。ふたりの相手に対する想いは少しだけ違うんだと思います。 これは私が勝手に考えていることなんですが、リゾットがコロッケより4、5歳ばかり年上であることは結構ポイントなんですよね。リゾットが城の中でぬくぬくとパエリア先生に手習を受けて、サバミソにボロ負けした歳の頃には、コロッケは父を失いひとり旅をして多くのバンカーと戦ってきたということになりますから。このあたりからしてもリゾットは負けず嫌いなんでしょう。
【ウスター】 ウスターといえば崖から身を挺してリゾットを助けようとしたシーンが印象的ですが、それ以外にはこれと言って絡みは無いんですよね。私の記憶ではリゾットからウスターに話しかけたことはなかった気すらします。ウスターの方が「傷を癒してから帰国すた方が…」とか「お前がいなきゃ出場しても意味ない」など気にかけている印象です。お母さんみたいですね。でもその世話焼きなウスターを育てたのは他でもないコロッケなのでコロッケほどウスターとの距離は近くない、ですかねえ。 ひとつの共通点として、コロッケとの出会いで最も変化を遂げたのはウスターとリゾットのふたりだというのはまず間違いなさそうです(それだけに、番外編の過去話で「もともと終盤どおりの性格だった」かのように描写されたのはあまりうれしくないのですが)。
【プリンプリン】 彼ともあまり絡みはないですね。隣国出身・プリンプリンの実家での保護という比較的恵まれた設定を考えると何かあるんじゃ?という流れなのに。あえて挙げると「だーれだ大会」T-ボーン戦をちゃんと観戦しながらコメントを述べていたコンビであり、カラスミが両親の仇であることを一番に指摘したのがプリンプリンだったくらいでしょうか。プリンプリンは自己中なりに視野は広いというか、優しくないのに面倒見良くて非情になりきれないというかそういう男ですよね。
【フォンドヴォー】 ウスターと同レベルで保護者枠の兄貴ですが、彼が一番リゾットを気にかけ年長者として接している仲間だと思います。 リゾット側は対等の仲間として見ているのですが、兄貴はリゾットのこと、やっぱり心配なのかもしれません。おそらくコロッケと同じくらい別の意味で。彼はコロッケとリゾット、そしてカラスミ・アンチョビ兄弟の因縁及びそれから成る問題に関わる唯一(T-ボーンはカラスミとは直接関係ないので別系列です)の存在です。ですからリゾットに対してもいいお兄ちゃんとしてふるまい・その成長を見守るのはごく自然の流れ、かもしれませんね。リゾットが年少組に入っている理由のひとつが兄貴との関係です。
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by 閻水
...2016/11/12(Sat) 15:31
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【キャベツ】 彼との関係については以前長々とお話ししたので新たに話すことはそんなにないです。 キャベツはあの通り尊大な一面があるので本当に心から敵わないと思っている相手はリゾットぐらいじゃないかなー。 キャベツは単に「自分が認めた存在」にしか敬意を示さないだけだと思います。その「特別」がリゾットであり、ピロシキなんです。 リゾットの方はキャベツほど他の仲間との線引きはしていないですね。
【T-ボーン】 以前のT-ボーントークからいまだ模索中ではっきりとした結論は出ていないのですが、やはり「仲間ではあるけれど友だちではない」が妥当ではないかなと思います。 リゾットはT-ボーンが主催者なのかと勘違いしたことさえある。T-ボーンをT-ボーンとして受け入れた一方で「T-ボーンとは何であるか」「彼が天真爛漫なふるまいの向こう側に何を抱えているか」「何のために戦っているのか」をリゾットが知ることはなかった(そして、私も知りません。)。 また、T-ボーンもコロッケやリゾットそしてアンチョビには自分よりもっと大切な存在がいる(事実その通りなのですが)という諦観があります。 彼もリゾットも方向性は違えど、自分ひとりのことより仲間全体や家族のことを優先する「良く言えば」献身的な性格です。そんな彼らは仲間のために流れで共闘するものの、お互いの情報や思いなどを開示する機会に恵まれないまま何となくババ抜きバトルを迎えてしまったのだと思います。 逆に言えば、お互いのことをもっと知っていけばすごく良き理解者になり得ると思うんですけどねえ。
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by 閻水
...2016/11/12(Sat) 15:35
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【ダイフクー・ドロップ・シャーベット】 ダイフクーは、まあだーれだ大会にちゃんと応援しに来てくれるんだから普通にリゾットや他のみんなのこと好きなんだろうし、チームに引き込むくらいには実力も見込んでいるんでしょう。 ドロップについてはアニコロを観る限り、ヒロインとライバルキャラの枠を越えていない普通の味方です。少なくとものちの原作のテトほどに女の子として意識してはいなかったですね。2話であのような応対を見せたリゾットは彼女がピンハネ屋の隠れバンカーだということはたぶん初見でうすうす気づいていたと思います。それだけに、ドリ禁後半やコンソメバトルでちゃんと自分で戦うようになったドロップを見てどれほど彼女を認めていたのか興味深いところです。 シャーベット。やや難解なのですが「コロッケのライバルキャラ同士だが文脈が大きく異なる」ですね。ふたりの一番の相違点は「バーグとの交流の有無」ですね。バーグの存在の大きさが両者では全く違ったものであり、それゆえにコロッケへ向ける思いも違ってくるといいますか。 私の感想としては全体的に浅くも深くもない結構クールなチームでした。
【タロ・ポー・テト】 タロに対しては「バン女王」とビシパ篇とでリゾットの態度が違うので笑えるんですが、経験値豊富で思慮深いバンカーの先輩なのにいまいち頼りないおじいさん、ということなのかなと思います。 ポーはコロッケとリゾットの関係に萌えたりアニコロでリゾットを美少年であることをやたら強調していた印象です。読者に向けてリゾットを引き立てている役割ですね。ただリゾット本人に対しては他のバンカーと同等に冷静に観戦しています。年上女性の余裕ですね。 テトとは、作品中で最も「男子と女子」という要素が強い、というかそれに終始している関係性ですね。リゾットの方が過度に意識している一方、テトはあくまで「仲間として」気にかけているだけなのですが。 まあリゾットがテトを好きなのはほぼ間違いないのですが、たぶんこの先進展はないと思います。リゾットがもう少し成長すればテトちゃんはリゾットを「心配してあげる」だけではなく対等の人間関係になっていくんじゃないですかね。
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by 閻水
...2016/11/12(Sat) 16:40
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と、またしても長ーいしつこーい文章になってしまいましたが、閻水の思うリゾットの人間関係はこういう感じです。 繰り返しますがあくまでいち個人の見方で、感想です。見落としや偏りがある可能性は大ですので他の方の考察もぜひお聞きしたいです。
管理人のカイ様、掲示板お借りしました!
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by 閻水
...2016/11/12(Sat) 16:51
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閻水さんこんにちわ! いつも楽しい書き込みありがとうございます〜(≧▽≦)
リゾットと他のキャラとの関係についての深い考察、ありがとうございます。大変読み応えのある内容で感動しました。 だ〜れだ大会の恩義があるという意味で、リゾットからコロッケ、ウスター、T-ボーン、プリンプリン、キャベツに対しては特別な感情があるのではないかなという印象を持っています。個人的に特に面白いのはプリンプリンとの関係ですかね。私は、すごく絡んでる二人だと思いますよ。なぜならリゾットにとってプリンプリンは「助けてくれた一家の長男」であり「命を懸けてだ〜れだ大会に参加してくれた仲間」ですから。プリンプリン自身はどちらも意図していなかったことかもしれませんが(笑)。優しくないのに面倒見良いという言い回し、とてもしっくりきます。作中の描写はありませんが、リゾットからプリンプリンに謝意を向けることがあったかもしれませんし、そうした時にプリンプリンがどんな反応を取るか?と考えるとちょっとニヤけちゃいます。
大観して、他のキャラからリゾットに対する態度って意外と庇護なのかもしれません。もちろんだ〜れだ大会の件が解決するまでの彼の状況が非常にシビアなものだったという理由は大きいのですが、確かにリゾットって年少組だなあ〜と妙に納得してしまいました。
守られていた少年が、いつか守る青年に。その成長と可能性は、とても愛しいですね(^^)
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by カイ
...2016/12/9(Fri) 00:21
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そう、リゾットは庇護され心配される側なんですよねどうしても。作品前半の国を奪還する前のリゾットは実に危なっかしい少年に見えたのでしょう。 リゾットの危うさを特に言及するのがテトやウスターで、リゾットの堅苦しさを解きほぐしたのがコロッケ、助言し時には軽口を叩いて寄り添うのがフォンドヴォーといったところですかね。
プリンプリンはあれだけ接点があるのになぜあんなにも会話シーンが無いんですかね。リゾットのことを「ノリの悪い根暗」などと言いつつ当然のようにだーれだ大会にも協力してみせる辺り、結局仲間なんじゃないですか。
T-ボーンとはこの先どうなるんでしょうかね。今のリゾット(とコロッケ)はT-ボーンの仲間への痛ましいほどの想いを知っています。それを踏まえてだんだん距離が縮まるのかそれとも現状維持なのか、私には妄想は出来ても検討がつきません。
あとは…カイ様が他に気になっているのは誰との関係性ですか?
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by 閻水
...2016/12/11(Sun) 21:58
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あとリゾットとの関係で気になる人…といえばやはりカラスミ様ですかね〜。ほんっとにねえ、もう、色々色々あった人たちで…。
まあしかし関係といっても、あの後カラスミが自らリゾットたちと接触するとは、個人的にはあまり思えません。ひっそりと禁貨をあつめるなり、生きていくなり、するんじゃないですかね。それがカラスミなりの贖罪かなあと思います。 リゾットにはそのあがない方を不満足として認めない権利がありますが、きっと許すような気もしますしね…
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by カイ
...2017/1/1(Sun) 22:47
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カラスミ及び四獣士はバーグ復活に協力した人たちの中にいた描写があるのでその時何らかの接触はしたんじゃないですかね。逆に言ってしまえば自発的な対面はそれだけだと思いますが。
(余談ですがTwitterで黒マント=兄弟による架空の存在でバーグの仇=カラスミ説が浮上していたのでその可能性を考えてみたのですが、閻水はやっぱりバーグの仇=アンチョビの方が辻褄が合いそうだなと思います。何故なら第1話で黒マントが仔コロッケを狙って不意打ちした一方で、カラスミはリゾットとの試合で弟や第三者を追い出そうとしていたからです。カラスミの戦いへの姿勢の話は以前しましたので割愛します。)
コロッケとアンチョビが最後まで平行線だったことからリゾットもカラスミたちを完全に許すことはないと思いますが、だ〜れだ大会で「もう争いはやめよう」と手を取ることが出来たのと、カラスミが心から彼の両親に謝罪したことを思えば、リゾットはひとりの人間・ひとりのバンカーとしてのカラスミを認めることくらいは出来ていると思います。
カラスミがひとつの正義だというカイ様のご意見には同意なんですが、それは彼の「自分は正しく生きたい」という精神性が正義だと思うだけで行いのことではないです。むしろかつての自分たちと同じ悲しみを増やしていった彼ら兄弟の所業は肯定されるべきではないですし、樫本先生も肯定し「しょうがないよね」と言ったことは一度もない。何故彼ら一家が幸せになれなかったかを見極めそこなってはならないと思っています。
でもね、それでも、カラスミが謝罪し協力という形で償うことが出来るのは「正しくありたい」からなんですよね。力こそ正義だと思ったからそのためだけに猛進して、その考えもしくは求め方が間違っていたと悟れば素直に頭を下げられる男なんですよね。そんな彼は本当に高潔だと思います。
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by 閻水
...2017/1/2(Mon) 00:43
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