昨日のことです。午後二時頃に会社から車で出発。さいたま市で施工中の「下落合の家」の進捗状況を視察。さらに浦和駅近くの以前から依頼があった現場の下見をしたところで、午後4時過ぎ。
普段なら人の流れの多い駅周辺を避けるのですが、昨日に限って西口のロータリーを廻り、伊勢丹浦和店の前に差し掛かったまさにその時でした。
目の前に黒山の人だかり(正確には30mほどの2列の行列)を発見。先頭集団は活気にみなぎっていて、なにやら無料で配っているらしいと認識。
よく観察すると、11月23日にダイアモンドキャラ川口店にあのクリスピードーナッツが出店することになり、そのセールスプロモーションの一環で、ドーナッツ1ダース(12個)を無料配布しているのです。
いち早く並んだ人が行列から溢れ出てきて、大きな箱が入ったビニル袋を下げている。
普段ならこんなところに絶対協調しない自分のはずだが、昨日は違っていました。
以前、テレビのニュースでこのドーナッツを買うために4、5時間も並んでいる映像を見ていて、その光景が私の右脳にしっかり刻み込まれていたのです。
その場の雰囲気に飲まれ、殆ど意識をしないままに、行列の最後尾に就いてしまったのでした。
並んでしまった以上、「絶対に貰いたい。タダなのだから・・・」
相当な勢いで行列が捌け、どんどん前に進むですが、自分の順番までドーナッツが残ってしるのか、気になる。気になる!!!
そんな時、不安を掻き立てるように、配布していスタッフが次々に行列に加わる人に向け、
「ドーナッツがなくなりましたら、その時点でお仕舞いです!」と大声で叫んでいます。
どんどん前に進み、とうとう あと数人で自分の番が来る。ほっとした瞬間でした。
急に進行が停まってしまったのではないですか。
「何????」
その理由は、3人前に並んでいた3歳前後の子供を従え、乳飲み子を抱いた30歳前後の母親が、三人いるのだから3ダースくれても良いはずだと交渉し始めたのでした。
「こんな時に、何言ってんだ!スーパーの安売りじゃねぇんだ。」
と心で叫んでいる自分がいます。
スタッフは「無料配布で、多くの人にお配りしたいので」と、この母親を軽くいなそうとしているのですが、全く譲る気配はありません。身勝手な主張を繰り返すだけで、なかなか埒があきません。
「この女!今話題になっているモンスターペアレンツか?」
何度か押し問答を繰り返し、スタッフも呆れた様子で、その母親三人連れは2ダースのドーナッツを渡し、ようやく列から離れていったのです。
ようやく自分の順番。
「やった!クリスピードーナッツを手に入れたぞ!!!」
でも次の瞬間、
「一体、自分は何をやっていたんだろう?」と空虚な気持ちに支配されるのだした。
夜遅く仕事を終え、家に持ち返ったドーナッツを早速食べたましたが、やはり美味しい。
実は添付した写真は、食い意地の方が勝り、3個ほど食べてしまった後の写真なのです。
いかにも小市民的な出来事でした。